動植物

 スモモがたわわ

毎週日曜日,近くに住んでいる母親を家に呼んで晩ご飯を食べています。今日はいつもよりも1時間早く迎えに来てくれと言われました。その理由は実家に実っているスモモを採ってくれとのことでした。今年はスモモの実の当たり年です。スモモの木にはたわわに…

 ユキノシタの花が咲いています。

1週間ほど前から学校の中庭にあるユキノシタが花を咲かせています。高校生物ではユキノシタは,裏面の表皮細胞を用いた原形質分離の観察でポピュラーな植物です。ユキノシタを使った原形質分離の観察実験は次をクリックしてください。(→ 観察実験) ユキノ…

 睡蓮鉢にカワニナを

現在睡蓮鉢には、3週間前に近所の川で捕まえてきたメダカ3匹、小ブナ1匹、ヨシノボリ1匹がいます。そこに、当初からカワニナを入れようと思っていました。 というのは、カワニナは睡蓮鉢の掃除屋さんになるからです。これまでも水連鉢にメダカを飼ってい…

 メダカを捕りに

昨年水連鉢に泳いでいた4匹のメダカは、すべてヒヨドリに食べられてしまいました。水連鉢にはよごれた水がずっと入っていたので、今日来客があることを機会にきれいに洗いました。当初は来週ぐらいにメダカを捕ってこようと思っていましたが、洗ってみると…

 ナナホシテントウ

お昼ご飯を食べた後、陽気に誘われてちょっと散歩。セーターを着ていましたが、途中汗ばんでしまいました。この地では、午後3時に気温が16.5℃を記録しました。 越冬していたナナホシテントウもはい出してきました (^_^) 。 なるほど! と思ったら、ワン…

 卵割の意義

いよいよ師走に入りました。光陰矢の如しです。さて、最近このブログに、「卵割」「意義」という語で検索して訪れてくれる方が多くいらっしゃいます。生物 I 「ウニの発生」の研究授業の報告した昨年11月22日のブログにヒットするようです(昨年のブロ…

 この木何の木

トップ画像の「煙草を捨てるな」の看板、今日は環境美化の話かと思った方もいらっしゃるのでは。この画像は、消防署の前で撮りました。じゃ、防火の話かとお思いでは。そうではありません。この看板の後にある木の話です。 今週は、街のあちこちで甘いキンモ…

 学校のイチョウ

学校のイチョウの葉が少し色づき始め、実が大きくなりました。1週間ほど前から、少しずつ地面に落ち始めています。季節が巡るのは早いものです。 イチョウをこのブログで扱うのは3回目です。1回目は’05年の5月22日。東京へ出張したときに小石川植物…

 鷺草「サギソウ」

学校の職員下駄箱の上に、サギソウの鉢植えが置かれています。 鷺草のそよげば翔つと思いけり 河野南畦 今日は朝から静かな秋の風が吹いていました。サギソウがその風を受け、涼しげにほんのりそよいでいました。まさにこの句のとおり。じっとこの花を眺めて…

 タウナギ獲ったどー! 

学校横の幅50cmの水路で、タウナギを捕まえました。水路の穴に住み頭だけをのぞかせているタウナギを3年前から同僚先生が見ていました。何度か網を使って捕獲するべくやってみたそうですが、失敗に終わっていました。今回、このタウナギを釣り上げました…

 8月31日

8月31日。簡単に言えば、「夏休み最後の日」。これまでこの日を様々に過ごしてきました。子どもの頃は宿題に追われ、夜遅くまで絵筆を握っていたこともしばしばでした。就職してからは、いつも休みを取って夏の名残を惜しんでいました。また、子どもが少…

 バナナ・トラップ

生物の遺伝分野ではショウジョウバエがよく登場します。少し前ですが、理型のクラスの授業でショウジョウバエを捕まえるためにバナナ・トラップをつくりました。 つくり方は簡単。エサの材料はバナナとパンをつくるときに入れるイースト菌です。小さめのビー…

 原形質分離の観察 

勤務校は2期制なので、来週の金曜日から中間考査が始まります。各科目とも、追い込みに必死というところでしょうか。わたしの場合でいえば、前期は1年生の生物の授業が週に1回65分しかないので、休日や学校行事の入り方によってはクラスで大きな差が出…

 ツツジ

家の近くで、毎年色鮮やかな花をつけるツツジの木があります。高さは3mぐらいはあり、白色、桃色、紫色と3種類の花色を見せてくれます。おそらく寄せ植えなのでしょう。白色はリュウキュウツツジ、桃色はオオヤマツツジ、紫色はミヤマツツジでしょうか。 …

 春の植物観察

今週の月曜日、2年生の理型生物で植物観察を行いました。いつも、教室や実験室ばかりなので、実際に自然に興味や関心をもたせるためです。普段と違う授業スタイルなので、生徒たちもなかなか乗り気でした。観察できたのは次の植物でした。 セイヨウタンポポ…

 アブラナ(油菜、菜種、菜の花)

学校の中庭は業務員の方が手入れをしてくださっています。今、中庭に咲いている花はツバキ、そして咲き誇るセイヨウアブラナです。昨年4月、この学校に転勤してきたとき、最初に座った席が中庭側で、窓辺からセイヨウアブラナの花の鮮やかな黄色が目に飛び…

 セミナー「アミラーゼの発見」

勤務校では、学習内容を広げたり深めたりすることを目的に、1・2年生を対象に特別セミナーを開いています。今日の4、5時間目はわたしが講師を務め、「アミラーゼの発見」というテーマで行いました。 酵素の主成分はタンパク質です。フランスのペイアンと…

小麦発芽種子のアミラーゼ合成

発芽種子のアミラーゼ合成を確かめる実験を行いました。実験方法は以下の通りです。 ①シャーレに水で湿らせたろ紙をしき、その上に麦の種子を播く。7〜10日後、発芽して芽の長さが3〜4cmぐらいになったものを使用する。 ②発芽種子をカミソリで2分割し、…

 ポインセチアを教室へ!

日曜日、ポインセチアを買いました。よく行くスーパーの隣にある花屋で買いました。いつもは何げなく通り過ぎているのですが、たまたま店の奥を見たときに赤色が目に飛び込んできたからでした。 担任をしている教室に持っていき、「名前を知ってるか」「どこ…

 晩秋の散歩「サザンカ」

小春日和で日中暖かい日が続いています。昼ご飯前に、ちょっと散歩に出かけました。里山もコナラが黄色や黄土色に染まっています。 家庭菜園では、12月というのにモンシロチョウが舞い、交尾をしていました。種族維持の最後のチャンスですね。公園に入ると…

 アジサイが好きになれない理由

アジサイは、梅雨時に紫色〜ピンク色〜白色など様々な色をつけて大きな花でわたしたちの目を楽しませてくれます。私たちの目に入る大きな花弁のようなものは萼(がく)であり、本当の花びらはその真ん中にある丸いものです。 アジサイの花の色は、土壌の酸性…

 蓮の花

蓮の花抜きん出て風よろこばす 波多野葉子 普段は電車で通勤しているのですが、部活動の荷物などの関係で車を利用することがあります。この夏、どのルートを通れば近道になるのか、いろいろと試してみました。そんな道のある区画に蓮の花が咲いているのに気…

 サトイモ

暑い最中、みずみずしいひときわ大きな緑の葉をつけているのがサトイモです。でも、乾燥を嫌うので、水の管理がしやすいところで栽培されているそうです。サトイモは11月の上旬頃に収穫されるので、これからこの葉に日光が当たり、光合成を行われイモが成…

 そして、いなくなった

庭にジュンベリーが果実が熟しています。大きさは1cm程度です。6月に実がつくので「ジュンベリー」といわれます。果実はリンゴに似た味がするといわれますが、う〜ん、よく味わってみると確かにリンゴの味がします。でも、薄味のブルーベリーという感じも…

 春のクヌギ

数年前から、気付いたことがありました。クヌギの葉の落葉についてです。クヌギのような落葉広葉樹は、秋に紅葉が始まり、冬の訪れとともに落葉するのが当たり前だと思っていました。 数年前に、3月下旬に、通勤途中の公園にあるクヌギの木を見てびっくり、…

 マツバウンラン

校門を入ったところに、背丈が30cmぐらいで、葉もあまり目立たない植物が、淡い紫色のかれんな花を咲かせています。ゴマノハグサ科のマツバウンランです。最近、あちこちでよく見かけます。 ゴマノハグサ科で、海浜に生えるウンラン(海蘭)と同じような唇…

 イチゴ「さわやかな裏切り」

イチゴは野菜です。果物ではありません。果物と野菜の区別は、木と草の違いです。木本で、一度植えておけば永年的に収穫できるものが果物で、草本で短い期間で定期的に植え付けて収穫するものが野菜だそうです。 イチゴの真っ赤な部分は、本当は実ではありま…

 ヒメオドリコソウ

今日の植物は、わたしの実家に生えているヒメオドリコソウ(姫踊り子草)です。シソ科オドリコソウ属の越年草で、花期は3〜5月です。 ヒメオドリコソウは、ヨーロッパ・小アジア原産の帰化植物で、その報告は、明治26年、初代小石川植物園長の松村任三が…

  4本脚のチョウの秘密

昆虫館の昆虫観察の研修会へ行ってきました。 研修の一コマで、マダラチョウを見せていただきました。まず、マダラチョウの蛹です。垂れ下がるように蛹が付いています(垂蛹<すいよう>というそうです)。黄金色でまるでイヤリングやペンダントのようにみえ…

 ヒガンバナの季節です

車で通勤していたころは、ヒガンバナを見つけても、なかなか車を止めて写真を撮るわけにはいきませんでした。ヒガンバナの花の咲く期間は短く、気がついたら咲き終わっていました。 鮮やかに真っ赤な花を咲かすのですが、ヒガンバナの染色体は3倍体なので、…