4本脚のチョウの秘密

ote2006-10-26




 昆虫館の昆虫観察の研修会へ行ってきました。
 研修の一コマで、マダラチョウを見せていただきました。まず、マダラチョウの蛹です。垂れ下がるように蛹が付いています(垂蛹<すいよう>というそうです)。黄金色でまるでイヤリングやペンダントのようにみえます。次は成虫です。「皆さん、チョウの脚は何本あるかご存じですか。」とたずねられました。見せていただいたマダラチョウの脚は4本でした。あれ、昆虫は足が4本と決まっているのに....。


 そして、昼からは野外実習へ。コスモス畑にいたモンシロチョウやモンキチョウを見ても、足は6本でした。最後に学芸員さんが教えてくれました。マダラチョウのように葉に垂れ下がるような蛹をつくるチョウは脚は4本で、前脚が退化しているのです。前脚は、先端に生えた感覚毛で味を感じることができ、感覚器官としての働きに特化しているそうです。ちなみに、アゲハチョウ、モンシロチョウなどの蛹は帯蛹<たいよう>と呼ばれ、成虫は6本脚です。



 研修が終わってから、ヘラクレスオオカブトの幼虫を見せてもらいました。日本のカブトムシとは比較にならないほどの大きさでびっくりしました( ・_・;)。2年間土の中にいて成虫になるそうです。


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