ヒガンバナの季節です
車で通勤していたころは、ヒガンバナを見つけても、なかなか車を止めて写真を撮るわけにはいきませんでした。ヒガンバナの花の咲く期間は短く、気がついたら咲き終わっていました。
鮮やかに真っ赤な花を咲かすのですが、ヒガンバナの染色体は3倍体なので、減数分裂が正常に行われず、正常な花粉や卵細胞ができないので種はできません。
- 作者: 植松黎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/04/20
- メディア: 新書
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ヒガンバナの球根には毒があることはご承知のとおり。その中毒の症状は、植松黎「毒草を食べてみた」文春新書によると、次のとおり。
ヒガンバナには、リコリンという有毒なアルカロイドが含まれている。特に球根に多く、万一、口にすると、最初は口のなかがヒリヒリ熱くなって生唾がこみあげ、おう吐がはじまる。吐いても吐いてもむかつきはおさまらず、胃のなかがかきまわされるように痛んでくる。頭がくらくらとし、上体をおこしていられず、何かにしがみついても、自分がどうなっているのかさえわからなくなる。ある植物の専門家は、しょうがのおろし汁が解毒になると教えてくれたけれど、真っ赤なウソだった。
10年ほど前に、大学院へ行っていた時、となりのとなりの研究室の学生さんに、ヒガンバナの球根からまんじゅうを作ってもらった記憶があります。その時は、よく砕いてから水にさらし、毒をぬいたと聞いたような...。味は残念ながら記憶していません。\(__ )。
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