タウナギ獲ったどー! 

タウナギ



 学校横の幅50cmの水路で、タウナギを捕まえました。水路の穴に住み頭だけをのぞかせているタウナギを3年前から同僚先生が見ていました。何度か網を使って捕獲するべくやってみたそうですが、失敗に終わっていました。今回、このタウナギを釣り上げました。釣り上げたのはわたしではありませんが。


 まず、たこ糸に釣り針を取付けました。そして、釣り針にミミズをつけてタウナギの鼻先に垂らしました。すると、タウナギは簡単にミミズに食いつき、穴の中に引っ張っていきました。しばら引っ張るに任せてからたこ糸を引っ張りました。しかし、釣り針をしっかりくわえ込んでいなかったようで失敗に終わりました。そのまま残ったミミズがついた釣り針を穴の前にもっていくと、タウナギの頭が出てきました。そして、パクリ。また、穴の中へ引っ張っていきます。今度は釣り針をくわえたようです。たこ糸がピンと張りました。さらにたこ糸を引っ張ると、からだが出てきました。そこで網で受けながら、さらに引っ張り釣り上げました。体長はなんと70cm、タウナギ獲ったどー!  


 昔はじめてタウナギを見たとき、ウツボかと思いました。色といい、目つき、口など、そっくりです。とてもグロテスク。胸びれ、背びれは退化しており、全身ヘビのようです。原産地は朝鮮、中国、東南アジアで、日本にもともと分布していたかは分からないそうです。この地域では大正期に朝鮮半島から食用に持ち込まれたものが増えたものと考えられています。エラは退化しており、口孔の粘膜部で空気呼吸を行っています。卵はふ化し、3年で体長30cmぐらいになり、生殖可能なメスになります。体長35cm以上でオスに性転換します。タウナギは害魚と言われています。田んぼの畦(あぜ)に穴を開け水を流したり、越冬する為に1〜2mの穴を掘ったりするからです。


 台湾には、名物がタウナギ料理の店があります(ここをクリック!)。タウナギ炒め、タウナギを麺にした料理。まあ、ウツボ料理があるぐらいなのですから、グロテスクなタウナギもありでしょう。さて、獲ったタウナギは、週末行われる文化祭で、生物部の展示の一コマになる予定です (^_^) 。


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