晩秋の散歩「サザンカ」
小春日和で日中暖かい日が続いています。昼ご飯前に、ちょっと散歩に出かけました。里山もコナラが黄色や黄土色に染まっています。
家庭菜園では、12月というのにモンシロチョウが舞い、交尾をしていました。種族維持の最後のチャンスですね。公園に入ると、サザンカが咲いていました。サザンカは漢字で書くと「山茶花」と書きます。この漢字は当て字ではなく、元々サザンカは「サンサカ」と呼ばれていました。そのサンサカが音転で、音素(言葉に用いられる音の最小単位) の前後が入れ替わって「サザンカ」と発音されるようになったのです。新しい(あらたしい→あたらしい)などがその例です。
サザンカとよく似た植物にツバキがあります。(画像はサザンカです。)サザンカもツバキ科の植物です。その違いは、花期が異なります。サザンカは秋に、ツバキは早春に咲きます。雄しべは、サザンカは根元まで裂けていますが、ツバキは根元が筒状です。また、花の散り方は、サザンカは花弁が一枚一枚落ちますが、ツバキは花ごと落ちます。葉の大きさ、実の大きさは、サザンカが小さく、ツバキが大きいです。
こんな日が毎日続けばよいですが、これからは寒くなってくるでしょう。あの暑かった夏は何だったんでしょうかと思う毎日です。
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