サトイモ

ote2007-08-08



 暑い最中、みずみずしいひときわ大きな緑の葉をつけているのがサトイモです。でも、乾燥を嫌うので、水の管理がしやすいところで栽培されているそうです。サトイモは11月の上旬頃に収穫されるので、これからこの葉に日光が当たり、光合成を行われイモが成長していくのでしょう。
 サトイモはインド原産で、稲作以前の縄文時代に日本に伝わり栽培が始まったそうです。江戸時代にジャガイモやサツマイモが伝わるまで、主要な食用イモでした。


 「イモ」と言われたら、どんなイモを連想しますか。どこかで読んだのですが、それぞれの地域によって異なるそうです。ちなみにわたしは転勤族なので、個人的にはジャガイモを連想します。しかし、わたしの住んでいるところでは、イモといえば里芋のようです。きっと鹿児島ではサツマイモなんでしょうね。


 被子植物は双子葉類と単子葉類に分けられます。双子葉類は芽生えが2枚の子葉をもち、単子葉類は1枚の子葉をもちます。そして、葉脈の特徴は、一般に、双子葉類は網目状に通っており、単子葉類は平行に通っています。

 さて、サトイモは双子葉類、単子葉類のどちらでしょうか。


 葉脈の特徴を見ると網目状に見えますが、実は単子葉類なのです。生物には例外がたくさんあります。ですから、高校入試で「単子葉類の葉脈の特徴を書け」というような問題は出題しにくいですね。(^_^) 。


 「ずいき」って知っていますか。「芋茎」と書きます。スーパーで売っている食材ですね。芋茎はサトイモの葉柄で、汁物の実や煮ものにして食べます。


 なるほど! と思ったら、ワンクリックを → 教育ブログRanking