バナナ・トラップ
生物の遺伝分野ではショウジョウバエがよく登場します。少し前ですが、理型のクラスの授業でショウジョウバエを捕まえるためにバナナ・トラップをつくりました。
つくり方は簡単。エサの材料はバナナとパンをつくるときに入れるイースト菌です。小さめのビーカーにひとかけらのバナナ入れてよくつぶします。次に、それを発酵させるためイースト菌を入れよく混ぜ合わせます。そして、三角フラスコにそれを移し、ろ紙を丸めてショウジョウバエが入るように先端を少しだけ切り取ったものを三角フラスコの口に取り付けトラップとします。バナナが発酵するにおいにショウジョウバエが引きつけられ、三角フラスコに入るのです。このトラップを各班1つずつ計5個つくり、校内のあちこちに置きました。
せっかくつくったトラップでしたが、ほとんどショウジョウバエが入らず、ガッカリしていました。しばらく実験室にほうっておいたら大変、ショウジョウバエがうじゃうじゃと三角フラスコに入っているではありませんか。そうです、わずかに入っていたショウジョウバエが卵を産み、幼虫がかえり、蛹となり、羽化していたのです。生徒も見て悲鳴を上げていました。これでショウジョウバエが印象づけられたでしょうか (^_^) 。
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