1学年「生物 I」 −4月の授業内容−


 本校は2期制で、65分5限で授業が行われています。1年生の「生物 I」は2単位で、前期は2週間で2回、後期は3回です。私は10クラス中の2クラスを担当しています。今月はなんと2回しか授業がありません (T_T) 。

 「生物 I」は7月の前期中間考査まで試験がないので、各担当は割合自由に授業を行っています。私は初回から連続3回、実験を行います。初回は「ガイダンスと顕微鏡の使い方」、2回目は「細胞の観察」、3回目は「ミクロメータの使い方」です。


<1回目>
 ガイダンスでは、教科書をめくりながらこの1年間で学習する内容を概観します。また、下の「生物を学習するに当たって」のプリントを使って、1)「生物 I」の目標、2)仮説・検証について(探究活動)、3)学習の仕方について説明をします。1)では私自身のマニフェストを伝えます。3)では、記憶のメカニズムに即した学習の仕方について話しました。

 後半は「顕微鏡の使い方」について。タマネギ細胞(染色はしない)の観察を通して、顕微鏡の基本的な使い方を身に付けます。特に、1)しぼりと細胞の輪郭の関係、2)高倍率で観察する際に、低倍率から観察を始める理由、について考察させました。


  生物を学習するに当たって.pdf 直


<2回目>本日
 植物細胞と動物細胞の観察を通して、スケッチの方法、染色方法(タマネギ)、原形質流動(オオカナダモ)、植物細胞と動物細胞(ほおの細胞)の違いについて理解を深めます。特にスケッチについては、大きく、実線ではっきり、濃淡は点描、そして解説を加えることに注意させます。


   


<3回目>
 ミクロメーターを用いて、タマネギの細胞の大きさを求める方法を身に付けます。


 3回連続して顕微鏡を使うと、スムーズに顕微鏡が使えるようになります。本校では1人1台で顕微鏡観察が行えますから(昭和40年代の顕微鏡が現役です (-.-#) )。これから連休に入るので、「細胞の構造と機能」の内容は、5月の下旬になりそうです。連休中の宿題として、下のプリントを渡しました。「細胞の構造と機能」をスムーズに学習させるためです。長いゴールデンウイーク、1時間半ぐらい生物にあてても罰は当たりませんよね (^_^) 。


  細胞空欄補充(  ).pdf 直


 なるほど! と思ったら、ワンクリックをお願いします。
   にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ
   にほんブログ村