バツをマルに変える
- 作者: 三田紀房
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: コミック
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「ドラゴン桜」の第10巻がでました。テレビドラマの方は、バタバタと終わってしまいました。マンガを読んでいると、ドラマは少々物足りなく感じましたが、サラッといかないと、マンネリになってしまうのでしょう。ストーリー上、学習法ばかりに時間をとるわけにもいきませんし (^_^) 。
第10巻の方は、少しトーンダウン。読者を惹きつけるようなシーンは特にありませんでした。が、そんな中から1つ、「受験生は楽観主義がいいか、悲観主義がいいか」という話がありました。
桜木は言います。
「受験においては楽観主義のほうがいいということだ。常にいい方にいい方に考える。具体的でわかりやすいセルフコントロールを提案しよう。それは・・・・・自分の身の回りに、すべてマルをつけてみる」
「勉強に集中できなのは、部屋がないから・・・・・とか、部活が忙しいからとか。心の中でバツをどんどんつけていって、だから自分はできないとネガティブに考える。」
「そうではなく、それらをみんなマルに変えてみる。部屋がないのはマル。かえって自習室で集中できる。部活があるのはマル。生活にメリハリができて充実感を得られる・・・・」
もとになる理論は、元アメリカ心理学会の会長マーティン・セリグマンの改訂学習性無気力感理論*1です。
人にはそれぞれ物事のとらえ方(認知のパターン)があって、それが感情のコントロールに影響を及ぼしています。いつも物事をネガティブに考える人は、物事を歪んでとらえています(認知の歪み)。その認知の歪みを修正することによって、感情をコントロールすることができます。
バツをマルにとらえ直すことが、認知の歪みを修正することになります。でもこれが必要なときって、余裕が無いときですよね。ということは、セルフコントロールは、なかなか難しいということですか (^_^;) 。
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