わたしもできる(かな)、ワークショップ
- 作者: 村川雅弘
- 出版社/メーカー: ぎょうせい
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: 単行本
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「授業にいかす教師がいきるワークショップ型研修のすすめ」を読みました。この本は、理論編と事例編に分かれており、その両方を合わせて読むことによって、ワークショップのイメージがわきにくい方でも、その雰囲気を知ることができます。
また、実際にワークショップをやってみたいなと思っている方には、ワークショップ型研修の実際として、コーディネーターの進行の仕方が、セリフまで記されているので、「いっちょやってみようかな」という気にさせてくれます。
ある一つの問題解決のための、セブンクロス法*1やパレートの法則*2に基づいた考え方など、教育と関連付けて考えられるなんて、目からウロコです。
わたし自身、ワークショップのコーディネーター役は、2回ぐらいしか経験がありません。一回は、10年ほど前、高校のHRで、「なぜ家庭学習ができないのか」というテーマで、KJ法を行いました。この時、出た内容に対する対策をわたしがまとめてしまいました。この時、さらにワークショップを行って生徒自身に課題解決をさせれば、より充実したものになったと思います(1時間では無理ですね)。
あと、齋藤孝さんが提唱しているマッピング・コミュニケーション*3を、理科教育にかかわって行いました。この時には、各グループからの意見をまとめていくのに四苦八苦しました。
コーディネーターには力量が必要です。ワークショップの内容にかかわる深くて広い知識と、出された内容を巧みに判断したり、まとめる力が必要となります。そして、参加者にうまく振り返りをしてもらう技量は特に必要ですね。
この本、授業や校内研修でワークショップをやってみようと思っている方には、ズバリおすすめです (^_^) 。
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