トゲがある枝に化ける昆虫とは 

ナナフシ



 トゲナナフシを捕まえました。体長は6㎝ぐらいです。このトゲナナフシを捕まえたのは2回目です。体はずんぐりとして、胸部にトゲがあります。ナナフシといえば、細い棒状をしているとばかり思っていました。


 昨年捕まえたときには、グロテスクな印象をもちました。ナナフシだとは思わず、家まで持ち帰り、図鑑で調べて、トゲナナフシだと分かりました。


 トゲナナフシは、ただの枝ではなく、トゲがある枝に化けることによって、より外敵から身を守ろうという戦略をもっています。すごい根性ですね (◎_◎;) 。


 また、このトゲナナフシは、メスしかいません。メスが産んだ卵が単独で発生を始め、個体に成長します。これを単為生殖といい、アブラムシ、ミジンコ、ミツバチ、アリでは普通に行われています。


 ナナフシは、七節と漢字で書きますが、実際には腹部は11節あります。単に節が多いということで「七」が使われ、七節(ナナフシ)だといわれています。


 このトゲナナフシは、秋が深まる頃、山道によく出てくるそうです。日に当たるためでしょうか (^_^) 。


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