アナロジーとはⅡ −授業でも使えます−


メタファー思考 (講談社現代新書)

メタファー思考 (講談社現代新書)


 上の本には、メタファーとアナロジーについて、次のように説明がありました。 

 割りきっていえば、メタファーが点対応であるのに対して、アナロジーは面対応である。たとえられるものA(未知)が、たとえられるものB(既知)との点対応によって理解される−これがメタファー。たとえられるものAの諸特質(a1 a2 a3 ..... )が、たとえられるものBの諸特質(b1 b2 b3 ..... )との面対応によって理解される−これがアナロジー。アナロジーとは、一貫したメタファーの連続的対応のことをいう。

 つまり、次のような関係ですね。


     

 
 「「伝わる!」説明術」では、アナロジーといいながら、ここでいうメタファーの内容が多いように思いました。それで、腑に落ちなかったのです。


 学習でもメタファーやアナロジーを用いると、生徒の理解が促進されます。理科の学習でよく使われる例は、次の通りです。


メタファー


     


アナロジー 眼の構造とカメラの構造、電子軌道と太陽系、これらは複数点で類似があります。


     


 次は、わたしが生物の授業でよく使ったアナロジーのオリジナルです。分かりますでしょうか (^_^) 。

  • 体細胞分裂とテスト前日に休んだ友達への対応
  • DNAと学校を建てるときに、設計士が引いた設計図
  • 盲斑を含んだ眼の構造と教室の構造


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