発問で授業は変わる

思考を深める発問・板書の仕方 (学力保障時代の授業力)

思考を深める発問・板書の仕方 (学力保障時代の授業力)

    

 「思考を深める発問・板書の仕方」を読みました。あらためて、小学校では、発問・板書が基本だなと思いました。わたしは、高校で生物を教えていましたが、発問を特に意識した覚えはありませんでした(+_+;)\(-_-;)!。


 発問で困った経験といえば、指名した生徒が、簡単な発問に対して、なかなか正解たどりつかないことでした。その時、あれこれと似たような内容を繰り返して発問したり、付け足して発問をしたりし、何とか答えてから座ってもらおうとするのですが、逆にうんともすんとも言わなくなってしまいます。そして、クラス中にしらけた空気が漂います。あなたならどうしますか?


 この本によるとそんな時は、「○○ページを見てごらん」というように、すぐに答えられるような新たな発問をすればよいそうです。そうですね。何度も発問を継ぎ足されて、途中から答えが分かったとしても、なんとなく機を逸して答えられなくなってしまいますよね。


 ハッとさせられた発問は、こんな発問です。

  1. 「どうしてそういう式になるの」/問題を解いたら終わりだと思っている子どもたちに、先生がそれ以上のことを要求していることを知らせます。
  2. 「図や絵にかいたらどうなるの」/図をかくことで、何が分かって、何が分からないが整理できます(でも、これができない子が多いですね)。
  3. 子どもが発問に答えたときに、「なぜ、そう考えるのか」「なぜそう思ったのか」を付け加えます。
  4. 調査にあたって、予想させ、視点を明確にもたせるために、例えば「スーパーマーケットではどのような工夫をしていますか」ではなく、「スーパーマーケットでは、お客さんにきてもらうためにどうような工夫していますか」と課題に焦点化して発問する。答えが出たら、もう一つ突っ込んで、「なぜそれが工夫なのか」と理由を聞きます。

 
 一通り読んで、新たに知った内容はないものの、知っている内容だけに、頭の中が整理されます。
 発問を意識することにより、授業は確実に変わるでしょう(^_^)。



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