学校からのブログ発信

ote2005-06-10



 まずは、印西市立大森小学校のブログを見てみましょう。→ ここを押して!


 地域のできごと、新聞記事を読んで、算数・漢字・社会科クイズ、栽培のグロブがあります。目的にかなったブログの構成になっていますね(^_^)。

 休み時間になると、子どもたちはいっせいに廊下に置かれたパソコンの前に集まった。自分たちのブログに届いたコメントを読んだり、返事を書いたり。楽しそうにキーボードをたたく。

 インターネットのブログを活用する小学校が増えている。普通なら接点がない遠方の人と交流が始まったり、より多くの人のアイデアを募って問題解決の糸口を見つけたりするケースもある。ただ、さらに利用が広がるには、トラブル対策も必要となりそうだ。
asahi.com IT教育「小学校からのブログ発信」 6月6日


 学校がブログで発信する意義は、子どもの「開かれた学習」にあります。子どもたちはブログを通して、社会とつながります。また、情報を伝える相手を考えながらブログをつくることを通して、情報活用能力や表現力、人権意識が育ちます。ブログには、双方向性、情報多様性、連続性があるので、目的に応じてその特性を生かしていけばよいと思います。

  • 双方向性 1つのブログに対して、同級生やブログを見た一般の人がコメントを返します。これがブログの双方向性です。掲示板でも同じことができると思われますが、掲示板だと、元になったコメントと後からついたコメントとの関係が見えにくくなります。そんなことから掲示板は、敷居がどうしても高くなります。
  • 情報多様性 目的に応じた内容をテキストで、静止画で表すことができます。
  • 連続性 シームレスではありませんが、1日のいろいろなシーンを連続させてブログで発信をすることは可能です。


一番気になるのは、コメントなどのトラブルです。大森小学校の松本先生は次のように言っています。

「当初はおかしなコメントが来るのを心配したが、今のところ被害はない。そうしたコメントが来たときには、子どもに対応方法を教えたい」。


 その通りですね。トラブルが起きたときには、子どもと一緒に考えることが大切だと思います。それが情報活用能力を高めることにつながると思います。また、特定の不愉快なコメントには、受け取りを拒否したり、登録した人だけがコメントをできるようなシステムをもったブログを活用することも考えられます。


 トラブルをあらかじめ想定し、マニュアルをつくり、ことが起きたときには、マニュアルに基づいて対処することが大切です。