形質転換「光る大腸菌」をつくろう!


 朝は名古屋の東横インで目を覚ましました。昨日はニュージーランド研修の事後研修会で、その後懇親会に参加、そして名古屋で1泊しました。今日は研修2日目ですが、学校でSFU(Seminar for You)という授業があるため研修会を欠席し、朝一番で名古屋から2時間あまりかけて学校へ向かいました。


 SFUは通常の授業ではできない内容を実施し、生徒のこれまでの学習を広げたり深めたりすることが目的です。生徒は多くのテーマから選択して受講します。わたしは昨年から『形質転換「光る大腸菌」をつくろう!』というテーマでSFUを行っています。内容は「pGLO バクテリア遺伝子組換えキット」を用いた実験です。大腸菌オワンクラゲ緑色蛍光タンパク質をつくる遺伝子を導入し、大腸菌を光らせようというものです。


 わたし自身、何度もこの実験は行っていますが、自分が主催者としてやるのは昨年が初めでした。それで、昨年は随分と気を遣って4種類の培地を作ったり、薬品の分注をしたりして準備をしました。今年は2年目、少し余裕をもって準備ができました。また、解説のパワーポイントも昨年作っているので、昨年よりも随分と労力も軽減されました。


   


 でも、生徒にとっては初めての体験。生徒の操作を見ていてびっくりすることがありました。「植え付けループで大腸菌のコロニーを2〜3つすくいとる」という操作があります。2班ほどが植え付けループを寒天培地に突き立てて操作をしています。近づいて見てみると、寒天培地ごと大腸菌のコロニーを採ろう悪戦苦闘していました。仕方がありませんよね。説明が悪かったのです。でも、これまでこんな操作は一度も見たことはありません (^0^) 。


 大腸菌が光るかどうかは、明日まで培養してみないと分かりません。どうか成功していますように (^∧^) 。


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