高大連携 「カメのお腹をのぞいてみよう!」 のポスター作り


 10月28日(金)、本校と地元の医学部との間で、生物の高大連携講座を実施します。28日は前期末の三者面談のうちの一日で、生徒は参加しやすい日となっています。今年は「カメの解剖」をやって頂けることになりました。昨年度は、お願いした先生の専門の分野で、細胞骨格(アクチンフィラメント)、核(DNA)、細胞接着分子(カドヘリン)を蛍光染色して動物細胞を観察しました。


 なぜ今回、「カメの解剖」になったかと言えば、生物学の学生実習でつい先頃にカメの解剖をやられていたからでした。カメはマウスよりも各臓器が大きく、質感もあり、はっきりとよく観察できるらしいです。高校生にはインパクトがあるのではないかと言うことで、勧めてくれました。年度当初に「どのような観察、実験をしたいですか」と聞いてみると、「解剖したい」という声が多く聞かれます。それで、願ったりかなったりで「カメの解剖」をお願いしました。


 夕方、募集ポスターを作りました。内容は次の通り。


 昨年度は○○先生のご専門の「蛍光抗体染色法」による動物細胞の観察でした。今年度は何と「カメの解剖実習」です。皆さんに「どのような実験がしたいですか」と聞くと、解剖実験がしたいという意見がよく出ます。それで今回は解剖にチャレンジしてもらうことにしました。

 カメがかわいそうだと思う人もいるでしょうが、実験に使うカメは夜店などで売っているミドリガメが逃げだしたり、捨てられたりして繁殖したものです。食物や生息場所をめぐる競争より在来種のカメを追い払ったり、捕食により在来の生物に悪影響を与えたりしています。今回はこのようなために駆除されたカメを使って実習を行います。

 ある程度大きなカメを使うので、各器官がしっかりとしており、よく観察できます。特に2年生は、これからの学習で心臓、肺、肝臓、すい臓などのはたらきについて学習しますので、この実習はうってつけです。ふるって参加してください。当日は学園祭が開催中です。そちらの方も楽しめるかもしれません。


 明日の朝、学年打合せで各クラスへの連絡を担任の先生にお願いします。さて、「解剖がしたい」というものの、実際にカメを解剖するとなったらどれだけの生徒が申込みをしてくるのでしょうか。最大は30名、最低20名は集めたいと思います。わたしも当日解剖をすることになっています。ワクワク (^_^) 。



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