何しに登校したのやら −警報発令−


 本校は前期後期2期制で、今日も授業日です。が、早朝から台風6号の影響によって、自治体の南部で「大雨洪水」が発令されていました。「この分だと、北部で警報がでるのも午前中の段階だな」と思っていました。職員朝礼でも、警報が発令されたならば、その時点で職員室へ集まってもらうことになるとの管理職からの連絡がありました。本校は北部に位置し、ほとんどの生徒が北部から通学をしています。


 職員朝礼が終わり、HRへ。8時35分からSHRです。まず、毎朝やっている英字新聞のプリントから。今日は人工気管の移植に成功したという記事です。 "World's First Synthetic Windpipe Transplant Carried out" 患者の細胞からつくった人工気管なので、免疫不全などの心配がいらないと解説した後に、英文を読み上げました。次の話はやっぱり「なでしこジャパン」。アメリカ戦を振り返った後、視点を変えて中学校の女子部活事情について。例えば、ソフトテニスをやっている女子生徒が19万人もいるのに、中学女子サッカー部員は3500人余り。小学校でサッカーをやっていても、中学校でその受け皿がないという話をしました。でも、どの競技も力を入れると、選手の取り合いになってしまう懸念がありますよね。うちの陸上競技でも、今年は女子選手が3人しか入っていません(男子は14人も入部しています)。どこへいったのでしょうか。最後に、諸連絡を伝達しました。



 8時45分に職員室へ戻ってみると、北部でも警報が発令されたのこと。放送で職員の集合がかかります。各教室では生徒のどよめきが起こりました。生徒は敏感 (^_^) 。打合せでは本校の内規に従って、臨時休校にするとのことでした。再びHRへ行き、その旨を生徒に伝えました。分かりきっているので、特に反応はありません。「すぐに下校すること」「危険の恐れがあるからの警報なので、どこにも立ち寄らずにすぐに自宅へ帰ること」「巡視もするぞ」と生徒に言って解散しました。あっけない幕切れ。


 私は生徒指導部なので、すぐに校門へ出て下校指導を行いました。一時に生徒が校門から出て行きます。案の定、道の真ん中で車が来てもボーとしている生徒。校門から出たすぐのところで立ち止まって話をしている生徒。「もうちょっと気を利かせて行動せいよ (-.-#) 」 何と指導している私が、女性ドライバーににらみつけられました。そりゃそうか。


 偏西風は北にあり、台風は停滞気味。明日も朝からどうなるのやら。


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