進路LHR 「NHK仕事ハッケン伝」


 本校は前期後期の二期制ですので、先週前期中間考査が終わった後も授業が続いています。なんと22日(金)まで授業があります。先日、中間考査以後、夏期休業に入るまで授業時間数にばらつきがあり、地歴の先生に授業を取ってもらえないかと頼まれました。ちょうどクラス独自の進路のLHRが欲しかったので、頂くことにしました。最近のLHRは、文化祭に向けた取組が多かったからです。



 今回の進路LHRの目標は、夏期休業前に「仕事」の厳しさ、やりがいについて考えることにあります。それは生徒それぞれに「仕事」に対するイメージをもって、この夏期休業中に自分の進路について考えて欲しかったからです。LHRに先だって朝のSHRにアンケートをとりました。我が文型クラスは38名。女子23名、男子15名で、全員進学希望です。希望学部は右の通りです(一応全員どれかにマークしなさいと言いました)。経済学部が一番人気、法学部、外国学部、教育学部と続きます。


 さて、LHRに使った教材は、以前録画していたHHK「仕事ハッケン伝 ワッキー×中華レストランチェーン」。「仕事ハッケン伝」とは次のような番組です。

 有名タレントが、1週間、今アツい企業の現場で一般社員と同じ条件で働きます。
 与えられたミッションを達成できるのか?
 特別扱いは一切なし。時には怒られ、時には思わぬ才能を発揮。共に働くからこそ見えてくる、企業の経営哲学や仕事の流儀。そして出演者自身が「もし、あの時違った選択をしていたら・・・??」とあり得たかもしれない「もう一つの人生」を疑似体験します。
新しい自分を「ハッケン」し、仕事の魅力を「ハッケン」する新型ドキュメンタリーです。



 ワッキーは「餃子の王将」に入社します。鍋ふりに憧れているワッキーでしたが、麺ゆで、餃子焼き、ホールを仕込まれます。そして4日目にして初めて鍋ふり、レバニラ炒めの練習をします。何度やってもうまくいかない。そんなワッキーをマネージャーが𠮟咤激励します。「スピード感の中でしか人は育たない」「目の前にあることを、徹底して、意味も分からず一生懸命やるっていうのは大切なことだ」「何かを犠牲にしないと、ものごとは達成できない」名言が次々と出てきます。ワッキーは逃げずにレバニラ炒め作りの挑戦を続けます。


 事前のアンケートでは、生徒は仕事に対して様々なイメージをもっていました。「生き甲斐」「お金」「大変」「覚悟がいる」「しんどい」「辛い」「バリバリ稼ぐ」「人付き合いが難しい」。そして、「責任があってしんどいことがいっぱいあるけど、その分やりがいがある」「自分の個性や才能を発揮する場」というものもありました。この番組を通して、仕事に対するプラスイメージを高め、自らの進路を切り開いてもらいたいものです。進学する学部や将来の仕事について考えるには、単に頭の中で考えるだけではダメ。自ら外の世界に積極的にアクセスし、その中で自分の興味・関心を探索しなければなりません。それには夏期休業がうってつけの期間です。HHK「仕事ハッケン伝」、なかなかよい番組です。終わっちゃいましたけど (^_^) 。


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