北海道修学旅行2日目 − 富良野・小樽 −


 6時10分に各室へモーニングコールが入りました。午前は富良野で自然体験です。天気は下り坂の予報。今のところは晴れています。北海道へくる前日に天気予報を確認すると、雨が以前よりもはやくなっていました。こちらに来たら更に早くなっていました。自然体験は「ラフティング」「サイクリング」「生キャラメル&アイス」に分かれます。私は生徒とともに空知川でのラフティングに参加しました。それは、3年前のラフティングが楽しかったからです。



 ドライスーツに身を固め、バスで出発地点へ。ガイドさんの指導でボートの乗り方やオールの取扱いを練習した後、川へ出ました。実際に前漕ぎや後漕ぎをやったり、足を水につけたりしました。が、ほかのボートではドライスーツで川に入っているのに、うちのガイドさんは、足に水をつけている私たちに「水、冷たいだろう」なんて言うだけです。生徒同士で落とし合いをしているボートもあります (゜゜;) 。おまけにガイドさんは、「この下流には水力発電があるんだよ。東日本大震災の影響で、今年の夏は節電に心掛けないといけないね。君たちにはどんな節電ができるかな」と真剣に話します。 節電は悪いことではありませんが、さすがにこの場面では....。足をつけている生徒に「川の中に入ったら」と声をかけましたが、ガイドさんは何も言いません。なんでや (-.-#) 。流れも緩やかだったのでテンションが下がってしまいました。ほかのグループと合流し、富良野市内へ。生キャラメルをもった女生徒に「おいしそうやな」と声をかけると一つもらえました。口の中でとろけて、後味にもくどさがありませんでした。



 昼食は「富良野オムカレー」です。オムカレー富良野地産地消を目指したご当地グルメです。14店舗が加盟した協議会を結成して、自らの6ヶ条ルールを守ってそれぞれ店がオリジナルのオムカレーを作っています。私たちは富良野駅周辺とペンション街の2つに分かれてバスを下車し、それぞれが目指すカレー屋さんへ向かいました。私は副担任の先生とペンション街にある黒カレーの「パリエ」というお店へ行きました。ドライカレーのオムライス。その上に深い焦茶色のデミグラスソースがかかっています。見るからに美味しそう。スパイシーなドライカレー、濃厚なデミグラスソースがマッチしてとても美味しかったです。しかしながら、案内マップは分かりやすく描かれているものの実際の縮尺と異なりました。少しさまよってお店にたどり着き、お店でもなかなか注文してものがこなかった生徒もおり、「先生、1時間では時間少なすぎ!」と怒られてしまいました (^_^) 。平日のお昼ちょっと前で、通常はのんびりと営業されているせいだとは思いますが。バスで生徒を拾い終わると、小樽へ向かって出発しました。


 富良野を出てしばらくすると雨が降り出してきました。「あ〜あ、とうとう降ってきた」 高速で札幌を前にして、雨足が速くなってきました。しかしなんと、小樽へ入る直前から雨が降りやみました。とりあえずは大丈夫そうですが、天狗山の夜景が心配です。運河前で下車し、集合写真をとって、予定よりも早く着いたので3時間半の自由行動となりました。生徒はお土産を買うために、スイーツのお店、北一硝子などをうろうろと。夕食も各班で食べます。わたしは「とっぴー」という回転寿司屋さんを生徒に勧めていました。ネタも新鮮で大きく、安心価格という点からです。3年前にガイドさんに教えてもらって行って感激したからでした。がしかし、3年前とは違っていました。がっかり。旬のウニやボタンエビは売り切れ。わたしの勧めできた多くの生徒に申し訳ないことをしました。生徒は子どもなのでよく分かっていないと思いますが (__) 。



 7時に再集合し天狗山へ。こちらから山の頂が見えますから、ガスはかかっていません。バスへ乗り込むとすぐに小雨が降ってきました。「まずい」と思いながらも天狗山へ向かいました。途中でロープウェイに乗換えです。バスを降りると雨はやんでいます。ロープウェイで上がっていくと、眼下に夜景が広がっていきます。山頂に着くと、そこには小樽湾を囲む夜景のパノラマがありました。「夜景、やばい」「すごー」「うぁー」と喚声が次々と上がりました。まさに絶景。3年前に見た藻岩山からの夜景より素晴らしい。「よかった。本当に上ってよかった」 こんな天気でロープウェイまで使って上ったので、ガスっていたり、つまらない夜景だったりではいけません。ホッとしました。記念撮影をしたのち、小樽の街に向かってクラス全員で「○○○立□□高等学校2年2組、万歳、万歳、万歳」と万歳三唱の締めをして山頂を後にしました。なんと、バスが出発した直後、また雨が降り出してきました。



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