Please feel free to take one. −英字新聞のプリント−


 今年度も昨年度に引き続き、英語学習のプリントをつくっています。昨年度は、生徒がもたされている参考書の例文を毎日5つずつ、左に英文、右に和訳を載せたものを作っていました。余白には、英語の名言や英字新聞の記事、クイズなどを載せていました。



 今年度は英字新聞一本にしました。プリントのタイトルは「How to read a neswspaper」。構成は、B5版を横にしての縦割りで、英字新聞からの3〜4行程度の文、チェックすべき単語、対訳、関連する内容や写真、訳出のポイントです。今日はニコラス・ケイジニューオリンズで逮捕されたという内容でした。10分もあれば、すべてに目を通すことができます。これをクラス全員に配っています。四つ折りにして、ポケットに入れ、すき間の時間に見なさいと言っています。


 生徒には、楽天ユニクロなどの「社内英語公用語化」や国内企業の外国人採用枠の拡大など、昨今の英語を取り巻く情勢について話をしました。みんなが大学を卒業する頃には更にこのことが加速しているだろうと言いました。このプリントの目的は、英語力の向上とともに、現在(いま)に触れるということも重視しています。面談をしていると、1/3の生徒が将来について考えられないと言います。なぜ考えられないのかを突き詰めていくと、それらの生徒が周囲に対して積極的にアクセスしていないことが分かります。人と話したり、本を読んだり、新聞を読んだり、ニュースを見たりと、外界にアクセスして初めて自分の興味・関心が生じるのです。自分の頭だけで,クローズした状態で将来を考えても何も出てこないのは当然です。ですから、英字新聞を通して、現在(いま)を知り、興味・関心を広げていって欲しいのです。



 今年は40部程度をクラスの前の机に Please feel free to take one.  とクレジット入れて置いています。「遠慮なくもっていってください」という意味です。だと思います (^_^) 。他のクラスの生徒も積極的にもっていってくれるとよいのですが。


 なるほど! と思ったら、ワンクリックをお願いします。
   にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ
   にほんブログ村