思いがけないプレゼント −修了式−


 今日は本年度最後の授業日で、大掃除の後に修了式が行われました。入試が終わったばかりなので、教室はとてもきれい。ですので、校外ゴミ拾い班をつくり、私も一緒にゴミばさみをもって通学路へ出かけました。少し寒さもやわらいだようで、すがすがしい陽気でした。


 修了式では私は司会にあたっています。式に先立って、東日本大震災のことに触れました。

 金曜日の避難訓練のあと、午後2時46分に東北太平洋沖でマグニチュード9.0の地震が起きました。その後の津波で多くの方が被災しました。福島県の高校では昨日が終業式、多くの学校で中止となり、3月いっぱいは登校禁止となっています。また、計画停電によって首都圏は混乱をしています。私たちはこのような環境の中で終業式を迎えています、このことは当たり前のことかもしれませんが、この当たり前ことを有り難いと感じなければなりません。このことを頭に入れながら式に臨みましょう。


 修了式が終わると本年度最後のHRです。成績表を渡したり、学級費の残金を返金したり、提出物の返却をしたりしているうちに時間となりました。最後に少しだけ話をしました。今日は朝一番にガーベラの鉢植えを教室の教卓の上に置きました。このガーベラは入学式の時に紹介したガーベラです。6月29日のブログにも登場しています。ガーベラは今の生徒たちと入れ替わりに卒業していった生徒がセンター入試の自己採点の時に、少し雰囲気を和やかにしようと思って買ったものです。この半年ぐらい花を付けませんでしたが、鉢を大きいものに移植して肥料などを与え、研究室の窓際において大切に育ててきました。

 
    



 ガーベラは1年前と比べると、ずいぶんと葉が茂り大きな株となりました。「入学式のガーベラは1年前と比べるとこんなに大きくなりました。君たちもこれだけ成長したのかな? きっと成長したのでしょう」と。生徒は笑っていました。あれ、あとは何を言ったのか忘れてしまいました ☆/(x_x) 。「あいさつをしっかりして終わりましょう」と生徒を立たすと、室長が「先生、ちょっと待ってください」と声を上げました。そして、室長が私の前に、副室長が副担の前にやってきて「1年間、2組を引っ張ってくれてありがとうございました」とメッセージボードをプレゼントしてくれました。本当にサプライズでした。「こちらこそ、1年間ありがとう。楽しかったです」とお礼を言いました。勉強や運動はからっきしだめでしたが*1、大変明るくにぎやかなクラスでした。本当に楽しいクラスでした。ある女子が私に言いました。「このクラスで3年生したかったです」と。


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*1:最後の進研模試で浮上しました (^_^) 。