文化祭「せんとくん」完成! そして...

「せんとくんと記念撮影」



 「せんとくん」の製作は、先月の2日の資材購入から始まりました。あのころは暑かったと言いたいところですが、いまだ暑さは変わりません。製作の様子はこれまでのブログに書いてきました。



 昨日、「せんとくん」はついに完成しました。最後にこだわったのは口でした。当初口はペイントするつもりでした。でも、ペイントでは平板でにっこりした感じが出ません。朝、「やっぱり口は切って凹まそう」と女生徒にカッターを渡しました。最初は上唇を前に出し、下唇の辺りだけを凹ましていましたがどうしても感じが出ません。でも、さらに上唇から奥に向かって紙をはっていくと見違えるほどよい感じで口のへこみができました\(^O^)/。何事もあきらめずに工夫していくことですね。


 最後に展示場所に「せんとくん」を移動し(30mぐらいの移動です)、目やまゆ毛をペイントし、眉間の白毫を付けて完成。そして、これまで作業をしていた場所を水を流し、デッキブラシでこすってきれいにしてクラスを解散しました。その後、わたしは、下校途中の生徒たちが「似てる〜」と言いながら眺めている様子を、後ろからにんまり見ていました。


 今日は文化祭公開日。朝のSHRは「せんとくん」前で行いました。日程説明を行い、記念撮影をしようとしましたが、1名いません。遅刻です。仕方がないので、記念撮影は文化祭終了後にすることにしました (-.-#) 。


 さて、学校を訪れてくれた方々の多くが「せんとくん」の前で足を止めて眺めたり、記念撮影したりする光景が見られました。また、背部から「せんとくん」の構造を興味深げに見ている方もいらっしゃいました。生徒たちは今日はフリー。思い思いに文化祭を楽しんでいました。


 そして、公開時間も終わり、ついに「せんとくん」も取り壊しです。文化祭のためにつくったものなので仕方ありません。つくるのには2週間かかりましたが、壊すのは1時間半。外側の張りぼての紙をはぎ、芯となった木材で組んだ直方体を電動ドリルで木ねじをはずしてバラバラにし、丸みをつけるために巡らせた針金を切っていきます。わたしはちょっと寂しさが湧きましたが、生徒たちは淡々と作業をしていました。でも、それぞれが何かしら思いをもちながら作業をしていたのでしょうね。


 最後に、この取組で設計図をかき、率先して作業をしてきた1人の男子生徒に拍手を送り、クラスの文化祭を閉じました。月曜日に校門から入ってきたときに、これまで作業してきた場所にきっと目がいくのでしょうね。そこには何もありませんが (^0^) 。



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