オオカナダモで,原形質分離の実験

「原形質分離の実験」



 先週の1年生「生物I」は,原形質分離の実験を行いました。教科書では液胞にアントシアンを含むユキノシタを材料として実験のページが構成されています。ですから,ユキノシタでやりたかったのですが,今年のユキノシタは裏面が緑色で使い物になりません。日が当たりすぎなのでしょうか。紫色の年もあるのですが....。


 オオカナダモで生徒に原形質分離の実験をやらせるのは初めてです。「大丈夫かな」と思っていたところ,同業の嫁さんが「ユキノシタの表皮をはぎ取るのが省けるからいいじゃない」と言われました。なるほど。原形質流動の実験ですでに顕微鏡で観察もしているからイメージもさせやすいか。ということで生徒実験を行いました。



 あらかじめ,オオカナダモの細胞が原形質分離を起こしている図を用意して,こんな細胞を観察するのだということを確認させました。これをさせておかないと,見えてるのに見えないと言うことになってしまいます。オオカナダモの欠点は,細胞が2層なのでピントが合わせにくいこと。また,分離した細胞膜が分かりにくいことがあげられます。でも,全員が16%スクロース溶液で原形質分離が起こっていることを確認できました。もう少し,オオカナダモで工夫ができないか考えてみます (^0^) 。


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