二世代にわたって −ガーベラの鉢植え−

　教室の窓辺に，ガーベラの鉢植えが置いてあります。今年１月１７日のセンター入試２日目の会場激励の帰りに，家の近くの花屋さんで買ったものです。３５０円でした。次の日が自己採点，生徒は気付かないかもしれませんが，殺風景な中で自己採点をするのもどうかなと思ったからでした。３５０円，花の可憐さからしてみれば安い買物だと思います。

　この時には３輪ばかりが咲いていたでしょうか。葉は少なかったものの，根元にはつぼみがいくつか待機している状態でした。それ以後の，出願面談，登校日，卒業式にもこの花を教卓においていました。３年生が卒業した後も，花が朽ちてきたら切取り，葉が黄ばんできたら切り取って世話をしていました。一度は有機肥料を与えました。

　そんなことで，入学式が近づいてもいつも何輪かの花が咲いていました。入学式の時に，クラスでこの花がここにある理由を話し，「本校の歴史が１１４年，一世代一世代と糸を紡ぎながらここまでやってきた。この花も３年離れた二世代に見てもらうことができて感慨深い」というようなことを話しました。

　５月の中旬に次のつぼみが出てこなくなりました。その代わり，葉が生い茂ってきました。一年生で花の時期が終わってしまったと思っていました。すると，６月中旬からまた次のつぼみができているではありませんか。今現在，葉を茂らして４輪の花が咲いていますし，次のつぼみも根元にできています。いったいいつまで咲くのでしょうか。

　調べてみると，ガーベラは多年生でした。花期は４〜１１月とあります。このぶんならまだまだ花を楽しむことができそうです。こうなったら，いけるとこまで，今の１年生が卒業するまで育ててみようと思います。まずは，一回り大きな鉢への植え替えでしょうか !(^^)! 。

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