「理科ねっとわーく」 by 科学技術振興機構


 3年生理型生物は,「生物II」の「生体防御とタンパク質」を学習しています。実はこの内容は「生物I」の「生体防御」を2年生で学習させたときに,すでに「生物II」レベルでやっています。でも,もう一度さらりと復習をすることにしました。


 前回と同じような授業をしたら時間を食うばかりなので,科学技術振興機構がWebページで開設している「理科ねっとわーく」のデジタル教材を利用することにしました。「理科ねっとわーく」とは次のようなものです。

 小・中・高等学校の授業で使える理科教育用デジタル教材を集めたWebサイト。非営利・教育目的という条件のもと、ホームページ上での簡単な利用者登録だけで、無償で利用できます。収録されている約4万点もの動画・静止画像は授業計画等に合わせて自由に加工・改変可能。すでに45,000人以上の先生が授業で活用中です。
  −「理科ねっとわーく」より−


 まずは機材のセッティング。研究室からインターネットにつながるLANケーブル引っ張り,実験室に置いたコンピュータと接続させます。次に,プロジェクターをコンピュータに接続させます。そして,プロジェクターからスクリーンへ画像を投影します。



 今日は「免疫とアレルギー」というデジタル教材を利用しました。体液性免疫と細胞性免疫,ヒト主要組織適合抗原(HLA)とT細胞の関係について,花粉症の発症について,それらの仕組みをアニメーションを交えて理解させてくれます。図や板書を口で説明するよりもずっとイメージがわきます。


  ときおり,教科書にそれらの内容をメモさせたり,補足の説明を加えたり,問題集の問題を生徒を当てながらやったりと,授業リズムに変化をつけました。経験的にアニメーションを連続して見せると授業のリズムが単調となり,学習が受け身になってしまうからです。


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