学年親睦会


 今日は学年親睦で京都の建仁寺を見学し、老舗フランス料理店「ぎをん萬養軒」へ行きました。建仁寺は、建仁2年(1202)栄西が創建しました。当初は天台・真言・禅の兼学寺院でしたが、円爾弁円や蘭渓道隆によって禅が盛んになりました。また、室町時代京都五山の一つで五山文学の中心でした。室町末期から戦乱によって荒廃しましたが、安国寺恵瓊によって復興されました。


 建仁寺と言えば、1月31日に江戸時代初期の木造十一面観音座像が盗まれましたが、この2日に三重県四日市市で犯人が逮捕され、無事仏像が発見されたところです。拝観の入り口には、「無事仏像が帰ってきました。ありがとうございました」との張り紙が出されていました。2段目右の画像が盗まれた観音さまです。拝観料は500円ですが、その価値は十二分にあります。本坊の中庭は「潮音庭(ちょうおんてい)」といいます。縁側の日だまりに座って「潮音庭」を眺めると本当に心が癒されてきます。この奥には有名な俵屋宗達作「風神雷神図屏風」があります。この屏風が建仁寺のものだとは知りませんでした (・。・) 。また、法堂には迫力ある天井画の「双龍図」があります。これは2002年に創建800年記念として描かれたものです。



 建仁寺から花見小路通を北に上がり、「ぎをん萬養軒」へ移動しました。「萬養軒」は1904年(明治37年)に創業、皇室をはじめチャールズ皇太子やダイアナ妃などの国賓も食事をされています。食事のオープニングには、今年定年退職される女性の先生に記念品が贈られました。その先生が就職した年に、フランス料理とはこういうものだということで、何とこの「萬養軒」に連れきてもらったそうです。先生は今日ここに来ることを楽しみに参加されていました。幹事さんはそんなことは知らずに予約をしていました。偶然ってあるものですね。食事は大変美味しかったです。特に、グリンピースのポタージュはまろやかでほっこりした風味でした。また、今日はアイスプラントという野菜を初めて口にしました (^_^) 。


 春の天気は、「ふる、ふく、どん」*1 の繰り返しです。そんな合間、気持ちのよい初春の陽気を十二分に満喫しました \(^O^)/ 。


 なるほど! と思ったら、ワンクリックを → 教育ブログRanking

*1:雨が降る、風が吹く、曇天