古典芸能鑑賞会
今週の水曜日、古典芸能鑑賞会があり、大蔵流狂言を鑑賞しました。
「小舞」の後、狂言の鑑賞の仕方や能と狂言の違いについて話がありました。能は室町時代以前のヒーロー・ヒロインの話であり、狂言は室町時代を生きた人々の現代の話であるそうです。また、狂言師は能では狂言方として、シテ方、ワキ方、囃子方と共に舞台で演ずるそうです。このような話の次に、演目「萩大名」でした。在京中の遠国の無教養の大名がある庭の萩を見物する話です。
「萩大名」の後は、ミニ狂言講座。3人の女生徒がステージに上がり、狂言師の方から笑い方と泣き方の所作を教えてもらい、実際に演じるという内容でした。「ハーッ、ハッ、ハッ、ハッ」「ヒーッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ」と800人の生徒を前にして、ちょっと恥ずかしがりながらもよく頑張っていました (^_^) 。そして、最後は演目「盆山」。男が盆山欲しさに、友だちの家に泥棒に入る話です。
時間にして1時間半程度でした。狂言のおもしろさが伝わってきたところでおしまいという印象です。もう一つぐらい演目が欲しかったです。演目の出来がよかったのか悪かったのかはわかりませんが、生徒はそれぞれの場面で声を上げてよく笑っていました。古典芸能鑑賞会というだけで、生徒は退屈してしまうのではと思っていましたが、そこはプロですね。うまく高校生と交流しながらの舞台でした。これまで、新春などテレビで狂言をやっていたらチャンネルを変えていましたが、今度からは見てみよう思います。
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