「ウェブ進化論」から学校を考えてみると


 「ウェブ進化論」のような目で、学校を見てみると、ネットにこちら側がと向う側があるように、学校には「学校のこちら側」と「学校の向こう側」があるのではないでしょうか。


 今、学校は教育資金が十分といえない中で、学校改革にせまられています。学校が自治体の資金に縛られることなく教育の質を向上させる方法があります。それは、「学校の向こう側」を積極的に利用することです。ネットの利用者が、「ネットの向こう側」のサービスを取り入れるようにです。


 簡単なところでは、学校周辺の外部講師の利用、大学・研究所・博物館などの利用です。また、理科であるならば、学校の実態に応じた大学・研究所との連携プログラムを作成し、サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)に応募する(100万円まで)。スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)では、年間1.5千万円です。いずれも文部科学省管轄です。その他には、学校の目的に応じた各地方自治体の研究指定を受けることもよいと思います。


 「学校の向こう側」は、時代に応じたプログラムをもっています。ですから、「学校のこちら側」の改革ばかり考えていると、結果的に時代に取り残されることになるのではないでしょうか。


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