えっ、この季節に?

ote2006-03-23



 春が進んでいます。毎朝、勤務先まで歩いていると、いろいろな発見があります。先月みたフキノトウもずいぶんとトウが立ち、花を咲かせています。ちょっとデジカメで一枚と近づいたところ、「あれ」、キリギリスの仲間がいるではありませんか。



 クビキリギスです。全長60mmぐらい、とても長い触角があります。体色は褐色やピンク色もあるそうです。複眼から頭部の先にかけて突き出ており、この点でクサキリと区別ができます。雑食性で他の昆虫も食べてしまいます。


 なぜ、この時期にこのような大きい成虫がいるのでしょうか。それは、一般にキリギリスの仲間は卵で越冬するのですが、このクビキリギスは成虫で越冬し、春に産卵するからです。


 子孫を増やすための戦略があるのでしょう。卵で冬を越す何らかのリスクを回避しているのではないでしょうか。でも、春に産卵(土中です)したらしたで、先に成長した生物のエサになってしまうことも考えられますが。


 なぜクビキリギスという名前なのでしょうか。それは、かみつかれて引っ張っても、あごが強く、首が抜けても離さないことからです。春先から「ジーーーーーーー♪♪」と鳴きます。


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