ホワイトバンド
ラジオ番組で、ホワイトバンドを知りました。インターネットで検索してみると、「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンのWebページがありました。ホワイトバンドはこれまでの貧困に対する募金活動ではなく、「貧困をなくす政策をみんなで選択する」意思表示の証なのだと訴えていました。
いま、3秒にひとりの子どもが命を落としています。
極度の貧困により命を落とす子どもの数は1日3万人、1日1ドル以下の生活をしている人は12億人、きれいな水を飲めない人は10億人以上、読み書きのできないおとなは8億6000万人、これまでエイズにより命を落とした人の数は2000万人。
発展途上国の教育については、「貧困サイクル」の解消が課題となっています。
- 親の収入が少ない。
- 子どもが学校へ行けない
- 読み書き計算ができない(生活の基礎的知識の不足)
- 安定した仕事に就けない
この繰り返しが「貧困サイクル」なのです。
下表は、地域別初等学校純就学率です。サブサハラアフリカ諸国、アラブ諸国、南・西アジアなどでは就学率がまだまだ低いですし、ラテンアメリカ・カリブでも、就学率はそこそこありますが、修了率では低い状況が見られます。
ある発展途上国の教育を援助している方の話を聞くと、現地の教師も貧しいそうです。教員研修会を開くのですが、そのための研修費を支給しないと、やってこないそうです。というのも、現地の教師は、本業のかたわらアルバイトをして生計を立てているからなのです。
人づくりは国づくり、確かな支援が望まれますね。
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