竹 馬


ドラゴン桜(8) (モーニング KC)

ドラゴン桜(8) (モーニング KC)


 本屋をのぞいてみると、ドラゴン桜の第8巻が平積みになっていました。つい、買ってしまいました。内容は以下の通り。


69限目 いい模試とは
70限目 模試当日
71限目 E判定
72限目 当たり前のこと
73限目 進振り
74限目 竹馬
75限目 夏休みの過ごし方
76限目 マーキング勉強法
77限目 理科と社会に力を注げ


 「竹馬」の考え方は面白いですね。わたしには、このような発想はありませんでした。桜木は言います。

勉強と部活動は車の両輪ではなく、竹馬であると考えるのだ
右は左のためにあり 左は右のためにあるということだ


 勉強と部活動を車の両輪のようにスムーズに回転させることは難しい。だから、発想を変え、部活動で得た経験がより「いい脳」をつくり、その脳が勉強に本気になったときの支えとなってくれる、というのです。


 部活動をするということは、何かが犠牲になります。まちがいなく、勉強も犠牲になるでしょう。何よりも、そこで努力を尽くすことで、いろいろな意味で、生きる力がつくられるのではないでしょうか。


 気になるのは、何も犠牲にしまいと、部活動も勉強も他の楽しいことも、すべてを手に入れようとして失敗する子どもが多いことです。

 
 この巻は、次の展開のための話が多いようで、今一つ盛り上がりに欠けるように感じました。


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