ネイチャーゲーム
今日は1日、小学校の先生方とネイチャーゲームをしました。ネイチャーゲームとは、アメリカのジョセフ・コーネルの自然教育の実践から考案されたゲームです。ゲームの目的は、「自然への気づき」にあり、見る、聞く、味わう、嗅ぐ、触れるなどの五感を通して、自然体験を行うことにあります。
今回の目的は、1)ネイチャーゲームのやり方を学ぶこと、2)小学校理科、生活科、総合的な学習の時間にネイチャーゲームを生かす視点を考えることでした。
行ったゲームは、7種類。「①わたしは誰でしょう」「②コウモリとガ」「③フィールドビンゴ」「④動物ヒントリレー」「⑤カモフラージュ」「⑥木の葉のカルタとり」「⑦カメラゲーム」です。
生活科では、児童がネイチャーゲームをすること自身が学習となります。例えば、「秋で遊ぼう」という単元では「フィールドビンゴ」をすることが、そのまま学習となります。それは、生活科では、体験すること自体が学習となるからです。
しかし、理科や総合的な学習の時間では、児童がネイチャーゲームをすること(体験)は、学習の目標や内容とはなりません。あくまでも方法(手段)なのです。ネイチャーゲームを通して、学習目標を達成します。例えば、3年「こん虫をさがそう」では、「カモフラージュ」(体験)を通して、昆虫や植物の関わりを調べようとする関心・意欲をもたせます。
学習評価ですが、ネイチャーゲームを行って児童をA、B、Cに分けて評価することは難しいと思います。ですから、成績資料としない評価として、Bを達成できない児童を見取り、その児童を指導することが大切だと思います。
- 作者: 日置光久,田中敏久
- 出版社/メーカー: 学研
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
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