DVD 『はやぶさ』 を見る。


 ’10年6月に「はやぶさ」が7年の太陽系旅を終えて、小惑星イトカワ」の塵を持って地球に戻ってきました。昨年の「おかえり、はやぶさ展」などで日本国中が沸きました。TUTAYAに行ってみると、昨年秋に上映されたばかりの『はやぶさ』がもうDVDで並んでいました。早速レンタルしました。



 水沢女史(竹内結子)は、北大出身で博士論文に取り組んでいます。ひょんなことから的場宇宙研対外協力室長(西田敏行)と出会い、宇宙研に研究生として務めることになります。その頃からこの水沢女史、実在の人物ではないなと感じ始めました。彼女がこの映画の水先案内人としての立場にあったからです。ナレーションを彼女が行い、いっぱしの研究者でもないのに中心研究スタッフと絡み、展示室の相談員として「はやぶさ」の現状を分かりやすく言い換えます。


 この映画では、素人でも分かるように「はやぶさ」計画の全体像について、ストーリーの中に織り込んで随分と時間をかけて説明しています。しかし、イトカワでのサンプリング採取のやり直しにかかわって、イオンエンジンの故障、燃料漏れ、姿勢制御不能、交信途絶などのトラブルが発生します。地球帰還に向けての対応では、実際にはもっと意見のぶつかり合いや葛藤が起きたと思います。それらがさらりと描かれているように感じます。ですから、あまり緊迫感がありません。


 でも、生徒相手の話には、『はやぶさ』の話はけっこう使えるかも。「高校生活悩んでも苦しんでも落ち込んでも、目的をしっかりもって生活すれば、自ずから道が開けてくる」と。定番の運びですが (^0^) 。なんと、この後に「はやぶさ」関連の映画が更に2本あるそうです。渡辺謙主演『はやぶさ−遙かなる帰還−』、藤原竜也主演『おかえり、はやぶさ』。期待しています!



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