NZの学校評価システムについて(教育省) −NZ研修3日目−


 朝食はスーパーで買ったパン、チーズ、そしてコールスローを食べました。買物も勝手が違うので疲れます。その後、7時30分よりミーティング。本日からお世話になる現地のコーディネーターと通訳の方の紹介がありました。


  


 8時30分にホテルを出ました。午前中は教育省( MINISTRY OF EDUCATION:MOE )を訪ねて、ニュージーランド学校評価と学校改善についてレクチャーを受けました。ニュージーランドには、地域の教育委員会がなく、すべての公立学校は国の直接の指導を受けます。学校は、幼小中高を合わせて2500校(園)です。1989年の教育改革で、各学校には学校理事会(Board of Trust:BOT)が設置され、カリキュラムはもちろん、教員の雇用にかかわる人事権、学校予算の配当など、様々な裁量権が与えられ、学校の特色づくりができる大きな権限をもちます。構成メンバーは、校長、教職員1名、生徒1名、保護者3〜7名からなります。


 BOTは権限が強い分、3年に一度教育局評価局(ERO)から学校評価を受けます。評価はMOEに引き渡され、うまく学校経営がなされていない学校にはMOEが指導を行い再評価を行います。ある意味、学校は保護者や生徒と、また、EROと緊張関係をもち、MORは各学校の評価でEROと緊張関係をもち、そのことによって様々な場で学校改善について意識が高まるという言います。


 私は疑問に思いました。日本では教育委員会文部科学省の意向を各学校へ伝達し、その内容がいかに実行されているかを様々な場面で確認し、指導していきます。それでは、ニュージーランドではどうしているのかと。質問をしてみると、各学校における常日ごろの指導については、教育省から派遣される担当のリーゾン・オフィサー ( liason offcer)と呼ばれる者が1か月に1回各学校を回りをして指導するとのことでした。詳しいことは報告書が出ますので、各都道府県の教育センター等でご覧ください。午後は、ウェリントン大学ビクトリアへ行き、「Self Review」という新しい学校評価について話しを聞きました。が、内容的には今どこの学校でもやられているような内容でした。「オールドワイン・ニューラベル」といったところでしょうか。

 
  


 食事の方ですが、昼食、夕食いずれもウェリントンの中心部で食べました。お昼はフードコートで、ラムカレーセットを食べました。ラムカレー、タイ米のとってもパラパラご飯、ナン、B&Lという炭酸飲料。ラム肉はくせがなく柔らか。炭酸は炭酸がまろやかで、今ひとつ刺激がほしいです。夕食はラムステーキ。すね肉でほんとうにほんとうに柔らかい。ビーフも分けてもらって食べましたが、断然ラムの方が美味しい (^0^) 。明日はEROを訪ねます。


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