スタート分析


 今日の陸上競技部の練習は、短距離を中心としたグループは学校で7時半から、中長距離は校外で8時から行いました。長距離はクロスカントリー練習です。また、明日は国体選考会なので、選考会に参加する生徒はフリーとしました。


 短距離グループは7時25分に集合して練習開始。先日5分前集合について注意を与えたので、今日は少し早く練習を開始することができました。そこから15分ほど練習を見て、学校から約6km離れた丘へ長距離グループを見に行きました。そこで1時間半程度荷物の番を兼ねて練習を見て学校へ戻りました。学校へ戻ると短距離グループは練習をすでに終了して待っていました。そこから生徒を多目的教室へ入れました。先週の金曜日に撮影したスタートの様子を大型テレビで見せるためです。



 まずはよい例から。スタブロを蹴っている足から頭まで一直線になっています。体の軸がスティック状(一直線)で、ブロックを大きな力で押すことができ、大きな反作用がブロックからもらえます。この姿勢が腰折れして、前屈みの「く」の字になると、中途半端な力でしかブロックを押すことができません。1歩目が早く地面に付きますが大きな加速を得ることができません。初心者の女子のスタートがその例となります。中途半端にブロックを蹴り、1歩目の足が地面に単に置くような感じとなり、そこで仕切り直して再スタートになります。


 次に、前屈みの「く」の字になる生徒のスタートを見せました。これを改善するためには、正しいスタート姿勢のイメージをもたなければなりません。しかも自分の身体の問題として。そのためには、このように自分のビデオを見せることがよいと思います。そのほうが自分の身体の問題としてとらえることができます。後は、何度も反復してスタート練習をすること。まずは正しい姿勢(スティック状)でしっかりとブロックを蹴ること。これを一義的に考えます。次の段階で、1歩目の足を地面にしっかりと接地させることに意識を向けます。最後に、スタート全体としての流れをつくります。いわゆる分習ですね。いっぺんにすべてを改善することはできません。


 なるほど! と思ったら、ワンクリックをお願いします。
   にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ
   にほんブログ村