自分で食べられなくなりました。


 以前も紹介した実家で飼っている雌の柴犬「チコ」ですが、2日前から自分で食事をとれなくなってしまいました。えさを食べようとするのですが、すべて口からこぼれてしまいます。私が行ったときには立ち上がろうとまったくしません。チコはこの17日で、満16歳を迎えました。人でいえば80歳です。



 夕方、病院へ連れて行きました。外見からの症状としては、背骨が右に曲がり、眼球の筋肉も落ちて、まぶたが内側に曲がり、目が開けられません。また、歯茎の色も紫色をしています。体温を測ってもらうと、36度5分。犬の平穏は38度5分〜39度5分ですから、完全に低体温の状態です。認知障害を起こしており、まったく状況が判断ができません。この半年間は、雨でも平気でじっとたたずんでいたり、小屋の中でも平気に排尿をしたり、ゆっくりくるくると回って動いたり、食事もずいぶん下手になっていました。また、えさを口に入れようとした私の母親の手を噛んで離さないということもありました。


 先生は、一つ一つの症状を診るというよりも、全体として老齢化しているとして診なければならないとおしゃっていました。でも、食事をしなければ手の施しようがありません。先生が注射器をもってきて、その中にペースト状のえさを入れ、犬歯の後方から入れてくれました。そうすると口舐りをしてえさを食べてくれました。食欲はあるようです。


 それでこれからの飼育方針を立てたのですが、ポータブルの小屋に入れて、室内におくことになりました。寒くないように小屋に毛布を掛けます。また、うんちやおしっこをまき散らさないようにおむつを付けさせます。食事はペースト状にして注射器で食べさせます。「介護犬」ではなく、「介護され犬」となってしまいました。もう長いことはないでしょうが、精一杯生きてほしいと思います。


 なるほど! と思ったら、ワンクリックをお願いします。  
   にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ
   にほんブログ村