マラソン大会35km関門


 今日は地元で初めてとなるフルマラソン大会が開催されました。1万2千人が走るという、大規模な大会です。わたしは35km関門主任という役割で、主たる仕事は、競技役員3名とボランティア3名とで35km地点を通過する男女各10位までの着順と記録をとり、競技本部へ連絡することです。今朝は4時起床。競技場に6時集合でした。


 輸送バスで35km地点に着いたのは8時15分。すでに、警察官、交差点責任者、沿道リーダー、沿道整理員にあたるボランティアの高校生、ガードマンの皆さんが来ていました。各リーダーで交通規制後の打合せを行いました。そして、持参した電波時計を見ながらカウントダウンを行い、9時のマラソンの出発時間に合わせてストップウオッチを押しました。


  この35km地点は、約14kmあたりにも相当しますので、往路・復路の相互通行となります。ランナーには左側走行が求められています。先頭が通過してからしばらくすると、こちらから見て芋の子を洗うような感じでランナーが走っていきます。放っておくと、復路の選手とこの先交錯することとなるので、「左側走行をお願いします」と協力を求めることとなるのですが、逆に「こんな狭いところ走らせるな」とお叱りをいただいてしまいました。それはごもっとも。1万2千人が走るのには狭すぎます。このような状態が50分ほど続きました。人酔いしそうです (>o<) 。画像は14km付近を走る第二グループです。


 その後男子のトップのランナーが関門を通過しました。その後10名の着順と記録をとり、競技本部へ携帯で連絡を入れました。ややこしいのは女子です。女子は赤いゼンケンを付けているのですが、男子に紛れています。それでメガホンを持って関門より50m程度下がって立ち、女子が来たことを関門の競技役員に知らせ、着順と記録をとってもらう準備をしてもらいました。うまく協力できてバッチリ着順も記録も取ることが出来ました \(^o^)/ 。


 この大会には高橋尚子さんがゲストで参加してくれています。最初の10kmぐらいみんなと走って、あとはお茶を濁すのではないかと思っていました。35km地点なんて走りっこないと思っていました。すると、スタートから4時間以上経ったころに、元気良い集団がやってきました。なんと真ん中にはピンクのシャツに黒いスカート・レオタードをはいた高橋尚子さんがいるではありませんか(画像:真ん中やや左)。「35km地点だ! あと7km頑張ろう!」と高橋さん自身が気勢を上げて、通り過ぎていきました。生Qちゃんを見ることが出来ました。かわいかったです (^_^) 。


 13時50分、スタートから4時間50分で35km関門の800m手前でコース閉鎖がありました。早期に交通規制を解除するためです。それからしばらくして、最終ランナーがパトカーと一緒にやってきました。殿(しんがり)です。これで、この地点での仕事はすべて終了しました。後片付けをした後、ボランティアさんなども解散し、それから40分ほどして審判を収容するバスが来て、競技場に戻ることができました。制限時間は6時間なので、マラソン大会は終了していました。このマラソン大会、何が辛いかと言えば、人を見るのが辛い。芋の子状態で走るランナーを1時間にわたって見ましたから。完全に人酔いです。バスの車窓から、競技場から駅まで歩く切れ目ないランナーの波を見て、胸のあたりが......。ともあれ、何事もなくマラソンは終わったようでした。 よかった、よかった。


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