国公立大,出願面談

「面談」



 昨日から5日間の予定で,国公立大学の出願校を決定するための面接を行っています。センター試験の翌日に行った自己採点の結果が戻ってきており,それらを参考に判断します。


 昨日は昼から生徒を登校させ,出願の心構えをもたせるための集会をもちました。その後,HRで2次出願のポイントを話し,「河合塾」「代々木ゼミ」「ベネッセ・駿台」の自己採点の結果を渡しました。2次出願のポイントは次のとおりです。

  1. センター逃げ切りや2次逆転を目指す場合,センターと2次の配点の割合や科目数に注意すること。2次の配点が高かったり,科目数が多かったりすると逆転が一層可能である。
  2. 出題傾向を研究し,得意科目で差が出やすいようなら強気で出願すること。
  3. センター重視の学部・学科でも合格者のバラツキがある。よく研究して出願すること。
  4. ドッキング判定はあてにならない。ドッキング判定に利用した記述模試は10月末のものなので,1か月先の「二次力」はもっと伸びている。気持ちを切らず,最後まで努力すること。
  5. 過去に逆転の人数や逆転の領域が大きな大学・学部・学科では1〜3のことが当てはまる。



 面接では主に河合塾のバンザイシシテムを用いて行います。バンザイシステムでは,志望大学の合格可能性の判定や合格可能性の高い大学の検索ができます。面談生徒とコンピュータをはさんで座ります。まず,コンピュータの画面に生徒の志望大学の合格可能性を示した画面を開きます。センター試験の得点とボーダーラインの点数を比較します。例えボーダーラインよりも得点が低くても,神戸大学経済学部のように2次試験の配点が高ければ,配点の6%以内の点数であれば逆転可能です。現役生はこれから1か月でも「二次力」は伸びていきますから! 次に志願者のセンター試験の得点分布を確認し,昨年の合否と照らして合格可能性を探ります。また,センター試験の得点から,2次試験での目標得点率を確認します。


 HRで生徒には,「一生にかかわることなので,今この時点だけの思いで短慮はしないように」と話をしました。クラスの生徒はそれぞれの環境の中で賢明な判断をしているようです p(^^)q 。


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