きしめん・伊勢うどん


 今年も2日,3日と嫁さんの実家に帰省しました。愛知県一宮市です。ひょっとしたら,子どものお年玉をもらいに行っているのかもしれません?。盆に帰省するのを嫌がる息子も,正月は何も言わずに付いてきます。



 義理の父母もだんだんと歳をとっていくので,できるだけ負担をかけないように昼食を一宮の名鉄百貨店でとりました。せっかく名古屋(一宮ですが,うちでは名古屋と言っています。)に来ているので,名古屋らしいものを食べようと「きしめん」を食べることにしました。「なごや きしめん亭」さんです。


 「きしめん」の由来には,雉子肉を入れた「きじめん」や紀州出身者が作った「紀州めん」がなまったものという説があります。また,江戸初期の浅井了意の『東海道名所記』に、三河の芋川(刈谷市今川)の名ひらうどんのことが記されています。さらに,江戸後期の喜多村信節の『嬉遊笑覧』では、芋川のうどんをとりあげ、江戸の「紐革うどん」は芋川うどんのなまったものであろうと述べています。この頃には,鶏肉の代わりに庶民にも食べられる油揚げと青菜が入って現在の「きしめん」の原型ができたそうです。


 「きしめん亭」さんの麺は乾麺とは違って,さらに幅広の麺です。それでいて,もっちりしていて,一杯だけだったら足りないので大盛にしようなんて思っていましたが,並でもしっかりとお腹に収まりました。画像の上3つが「きしめん」で,上から普通の「きしめん」「カレーきしめん」「おろし海老きしめん(冷)」で,嫁さん,息子,わたしがそれぞれいただきました。


 今日の帰りには,ドライブインで「伊勢うどん」をいただきました。画像の4番目です。「伊勢うどん」とは,軟らかく煮た極太の麺に、たまり醤油に鰹節やいりこ、昆布の出汁を加えた、黒く濃厚なつゆ(タレ)を絡めたものです。江戸時代に農民がうどんに味噌を付けて食べていたものを改良したそうです。「伊勢うどん」と言われ出したのはそんなに昔からではなく,1970年代に永六輔さんが名付けたと言われています。もちってしたやわらかい麺に醤油ダレのくどくない甘さが絡まり,絶妙です。


 ちょうど2年前の日記(08年1月2日)では,名古屋の松坂屋で「味噌煮込みうどん」を食べた記事を書いています。子どもたちはすぐにマクドナルドなんて言いますが,旅の楽しみの1つはその土地の食べ物を味わうことにもありますよね。でも,「帰省」は「旅」とは違うか (^0^) 。


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