太郎坊寿し

「大阪十三 太郎坊寿し」



 昨日は新大阪で行われた陸上競技セミナーに参加しました。2,3日前から,梅田に出るのだったら,十三(じゅうそう)にある「太郎坊寿し」というお寿し屋に行ってみようと思いました。その店は,もう27年前に行ったきりです。


 最初に行ったのは19歳の時でした。一浪して大学に入り,陸上競技部に入部しました。その夏休みにわたしたち1回生は2回生に連れられてその店へ行きました。これは毎年恒例の行事でした。その後,事あるごとに同級生や後輩と一緒に「太郎坊」へ行きました。


 当時の入り口は全面開放であったように思います。そして,ほとんど全面カウンター席で,寿しは四角い皿にのっており,寿司に醤油を刷毛で塗っていました。そして,食べた皿を積み上げていくことで,大体の支払いが分かるようになっていました。今の回転寿司と同じですね。カウンタの中では,たくさんの職人さんが寿しを握っていました。大学生の分際で,いっちょまえに寿しを注文していました (^▽^) 。大学生でも行けたのは,カウンタの上に,お品書きと値段が明示してあり,比較的安く,安心して食べることができたからです。


 久しぶりに行ってびっくり,入り口は1つで,随分とこぢんまりとなっていました。昔は大衆感があったのですが。こぢんまりとしている理由は,テーブル席が出来たからのようでした。注文した寿司は,目の前の台の上にのせられます。醤油はお皿に入れて,箸で寿司をとって食べます。随分と上品です。


 職人さんと話しましたが,刷毛で醤油を塗るのは,若い女性がいやがるのでやめたそうです。また,改装したのも今時のお客さんのニーズに合わせるためです。まあ,昔を知っている者にとっては,昔の店構えやシステムは活気があってよかったのですが...。


 いか,うなぎ,鉄火巻,なまこ,かき,太郎坊巻,はまち,剣いか,なすをビールと焼酎とともにおいしくいただきました。なつかしさ半分,変わってしまった残念さ半分を胸にして,勘定をして店を出ました (^0^) 。



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