HRで行う最後の「人権学習」

卒業までの登校日数




 5限目は人権HRです。夏期休業中の宿題であった人権作文に学びます。3年生はこれがHRでの最後の「人権学習」となります。


 教材として使った作文は3編。1つ目は全盲のピアニスト,辻井伸行さんにかかわる作文。二つ目は,祖父の死とクオリティ・オブ・ライフについての作文。三つ目は小学校と高等学校の人権学習の比較についての作文です。一つ目はタイムリーな話題であること。二つ目は,これまでとは違った視点をもっていること。三つ目は高校で行われている人権学習の反省ということで取り上げました。


 まず,プリントを配布。表面には3つの作文の内容にかかわるキーワードをそれぞれ複数個示し,裏面には辻井さんやクオリティ・オブ・ライフの説明書きを入れました。生徒はわたしが読む作文をキーワードを見ながら聞きます。次に,各グループに分かれ,3つの作文から1つを選び,グループで意見交換します。最後に各グループから報告をしてもらいます。辻井さんの作文を読む前には,YouTubeで辻井さんが演奏をしている動画を生徒に見せました (^0^) 。


 意見交換は辻井さんにかかわる作文に集中するのではないかと思いましたが,それぞれの作文に2グループずつが取り組んでいました。話合いの深さはグループによってまちまちでしたが,高校での人権学習が深まらないことについて,「学校や先生のせいではなく,自分たちの取り組みが足りないのではないか」という意見もあり,大人の発言だなあと感心して聞いていました。


 わたしも最後にコメントをしようと思ってましたが,時間切れ。今度の生物の時間にちょっとばかり今回の意見を受けて話をしようと思います。


 なるほど! と思ったら、ワンクリックを → 教育ブログRanking