「麩まんじゅう」

大口屋「三喜羅」



 麩まんじゅうは、嫁さんがこの連休に愛知県の一の宮(旧尾西)へ帰省したおみやげです。麩まんじゅうと言っていますが、正式な名前がありました。餡麩「三喜羅」です。20年ほど食べていましたが、知りませんでした。



 麩まんじゅうは塩漬けされたサルトリイバラの葉に包んであります。そして、生麩の中に甘さあっさりのこしあんが入っています。口に入れると、塩漬けされたサルトリイバラの風味が生麩に感じられます。また、生麩の弾力感にあんが絡んできてふわふわという食感があります。とても幸せ感いっぱいになります \(^O^)/。


 餡餅は普通カシワの葉に包みますが、関西以西では自生のカシワが少ないのでサルトリイバラの葉を使うことが多いようです。そんなことで、この麩まんじゅうもサルトリイバラの葉に包まれているのでしょう。


 麩まんじゅうを作っているのは愛知県江南市にある文政元年(1818)創業の大口屋という和菓子屋さんです。麩まんじゅうの歴史は意外と浅く、1973年にできたものです。尾張地方でよく食べられていた麩を用いて作られました。機会があれば、一度召し上がってみてください。


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