春季合宿 in 明石

全員クーリングダウン



 25日から3泊4日の春季合宿に参加してきました。合宿場所は、兵庫県明石市陸上競技場でした。参加は府県を越えて18校350名余り。この季節あちこちで合宿が行われますが、学校単位で参加するこれだけの規模の合宿はあまりないでしょう。


 この合宿は20数年続いており、わたしは20年前から参加しています(人事異動の関係で途中7年間は抜けていますが)。昨年現任校に赴任して合宿をどうしようかと思案しました。そして、7年間のブランクはありましたが、この合宿に参加しようと決めました。その理由は次のような点にあります。

  1. コーチ陣が熱心です。最新理論をもとに様々なドリル等が実施され、それらが分かりやすく説明されます。
  2. モチベーションを高める仕組みがあります。夜に日替わりで、全体ミーティング、パート別ミーティング、学校ミーティングがあり、生徒のやる気のスイッチを入れてくれます。
  3. 府県を越えた交流ができます。府県の垣根を越えて参加校が集まっているので、視野が広くなり、府県の対抗戦や地区大会への参加の動機付けができます。
  4. 気配りを考えさせます。参加人数が多いので、マナーなど周囲に気配りができなければ快適に生活すことができません。そのために、真剣に生徒をしかります。


 わたしはこれまで400mパートを中心に指導をしてきましたが、今年は20歳代の実績をもったコーチが多く、もう50歳近い者の出る幕ではありません。若いコーチは、実績と知識を駆使して生徒たちをグイグイと引っ張っていきます。もう世代交代ですね (^0^) 。わたしは短距離の故障者パートをつくりその指導に当たりました。というのも、これまで故障者それぞれに自主練習させていたからです。



 さて、最終日午後の練習は、全員によるマイルリレーです。男女に分かれ、20分以上かかったでしょうか。終わりにはホームストレッチに自然と人垣ができ、盛んに応援する光景が見られました。走り終えた生徒のどの顔にも笑顔がありました。それは、4日間練習に一生懸命取り組んだあかしでした。最後は全員でのクールダウンです。350人ですから、広がると生徒の輪が芝生を一周しました。そして、全員による一本締めを行って練習を閉じました。


 本校の生徒も、練習を通して、他校の生徒の交流を通して、様々な思いをもちました。声を出すこと、意識を高くもつこと、各種の練習を取り入れること、故障のケアのこと、そして、それらを継続すること。この合宿で「やる気のスイッチ」が押されました。あとは、その「やる気」の継続をいかに工夫するかであるように思います。


 なるほど! と思ったら、ワンクリックを → 教育ブログRanking