吹奏楽部とハッピーウェディング

吹奏楽部



 本校の文化祭は2つに別れています。9月の文化祭では、各クラスの取組が中心の催しを行っています。そして、12月には文化部が中心となる文化部発表会があります。ここでは、吹奏楽部、ESS、音楽部、フォークソング部が発表します。


 先週木曜日、帰りのSHRの直後、吹奏楽部の一人の女生徒がわたしのところへやって来ました。


「先生、お願いがあるんですが」
「え、なに」
「今度の文化部発表会の吹奏楽部に、出演してもらえないでしょうか。○○先生、□□先生にも頼んだのですが、断られてしまいました。」
「え、ええ〜(正直やな)、だれも出てくれへんのか」
「もう、先生だけが頼りなんですよ」
「う〜ん、ちょっとはうけるんやろうな。出ても笑いも何にもなかったら恥ずかしいからな」
「大丈夫ですって」
「ほんまか〜。もう少し他の先生を当たってごらん。もし誰もいなかったら出たろか」
「もう、先生で決まりですよ(笑)」


 実はわたしのクラスには吹奏楽部が8人もいて、それでもって頼まれたのですから、担任としては受けざる得ないですよね (^_^) 。そんなことで、土曜日に陸上競技部の練習の合間に吹奏楽部の練習に参加して、内容を聞きました。やることは、モーニング娘メドレーの中の「ハッピーサマーウエディング」で歌って踊ることです。早速、一緒に踊る1年生の女生徒に振りを教えてもらいました。そんなに難しいものではありませんが、楽譜が読めないので、なかなか踊りのテンポが分かりません。そして、昨日も生物実験室に生徒を呼んで、30分ばかり一緒に踊って練習を繰り返しました。


 そして今日、本番を迎えました。出番を待ちながら吹奏楽部の演奏を聴いていると、自分が歌う歌詞の節回しがだんだん分からなくなってきました。キャー、どうしよう。と思っているうちに指揮者から合図がでてしまいました。白衣を着て、わきから中央へ進み、舞台に上がりました。舞台に上がると、スポットライトでまったく客席が見えません。ちょっとだけ、どよめきがあったような。マイクをもらって歌い出しました。

 アー 父さん、母さん  アー 感謝しています
 アー たくさん心配   アー かけてごめんね
 一生懸命 恋をしました


そして、踊り! こんなところで恥ずかしがっても仕方がありません。開き直って、踊りました。最後の決めポーズも何とかでき、拍手をもらってそでにはけました。


 帰りのSHR、クラスの生徒はちょっと引いているような感じ。何人かの生徒に「お疲れ様でした」と声をかけられました。また、「開き直って踊っていたの分かりましたよ」と見透かされて言われてしまいました。でも終わってやれやれ、ホッとしました。吹奏楽部の皆さんにも大変お世話になりました (^_^) 。


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