丁字麩(ちょうじふ)の辛子味噌和え

ote2008-03-08



 今晩の夕食のおかずに、月曜日に近江八幡でお土産として買ってきた丁字麩の辛子味噌和えをつくりました。この料理はそのむかし僧の貴重なタンパク源であったそうで、郷土料理として受け継がれています。



 麩(ふ)の原料は小麦粉、塩、水です。これらをよくこねて水の中でもみ洗いをすると、小麦粉の中からデンプンが流れ出し、タンパク質が残ります。それを水にさらして焼くと麩となります。


 丁字麩(ちょうじふ)が角形なのは、城下町として近江八幡を開いた豊臣秀次が、持ち運びやすいように碁盤の目のような町並みの形にしたからです。また、その表面には民を忘れないようにと道を表す線が入っています。丁字麩という名前の由来は、条里制の町並みの区画単位である「丁」「字」からきているようです。



 辛子味噌和えをつくるには1時間程度準備がかかります。まず、キュウリを薄切りにして塩にさらします。その間、丁字麩を三等分し、ぬるま湯に10分程度浸します。次に、その麩を絞ります。注意書きには、「麩の絞りが不十分では水っぽく、充分すぎると味噌からくなる」とあります。これが難しい。程度が分かりません。最後に一緒に付いている辛子味噌を塩もみしたキュウリと絞った麩に合わせて、30分ねかせて味をしみこませます。


 わたしはこれにミョウガを刻んだものを入れていただきました。食べてみると、お店で試食で食べたものよりほんのちょっと水っぽかったかな。でも麩と辛子味噌の味がマッチして美味しかったです。できたのが食事の終わりかけだったので、半分以上わたしが食べることになりました。ちょっと食べ過ぎてお腹にズドーンという感じです。少量いただくのがよいですね。まだ1袋残っていますが、当分は食べられそうにもありません(^_^) 。


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