横浜ぶらり

ote2008-02-16



 宿舎のワシントンホテルを10時にチェックアウトしました。目指すのは、神奈川県立歴史博物館。この博物館は旧横浜正金銀行本店で、ネオバロック様式の建物です。ここでは、「さがみの古代に生きた人びと」「都市鎌倉と中世びと」「近世の街道と庶民文化」「横浜開港と近代化」「現代の神奈川と伝統文化」からなる常設展が行われていました。鎌倉時代に期待したのですが、特筆すべき内容はありませんでした。やはり、鎌倉時代のことは鎌倉へ行かなければ学べないのでしょうか。また、展示品の大半が複製なのが気になりました。やっぱり、本物が見たいですよね。


 横浜港開港については、横浜港開港資料館というものがあり、行ってみました。ここでも特に興味・関心をひくようなものはありませんでした。というよりも、ディスプレイの仕方に問題があるのでしょう。昨年行った大江戸博物館などは、大きな日本橋の一部が再現されていたり、寄席小屋で芸が行われたりと工夫がありました。しかし、歴史博物館も開港資料館も今ひとつ工夫が見られません。


 ひとしきり勉強をし、横浜港の大桟橋へ行き、そして中華街へ到着しました。神戸の中華街に比べると、四方八方に大きいエリアをもっています。店に入ろうと思うのですが、店の特徴が分からずうろうろするはめになりました。同じような店ばかりが並んでいますから。「えいや!」という感じで一件の四川料理の店に入りました。ここで、特製炒飯、ぎょうざ、青島ビールを注文しました。ぎょうざが届くのが遅いこと。なかなかそろって写真が撮れません。ぎょうざは5個600円。高いなと思いましたが、中身の具は普通のぎょうざの倍ぐらい入っていましたよ。「さすが中華街おいしかった」と書ければよいのですが、正直とりたてておいしいということはありませんでした。


 その後、山下公園大道芸人の芸を見て、港が見える丘公園へ行きました。ここはフランス山といって、生麦事件のあとにフランス軍が駐留をしていたところだそうです。手をつないだアベックが多かったこと。丘の上からは横浜ベイブリッジがよく見えました。丘の奥には神奈川近代文学館があったので入ることにしました。なんとここには、戦争中に疎開してあった漱石の遺品が寄贈されているそうです。漱石の書斎も一部再現してありました。しかしここでも展示が今ひとつでした。神奈川県に由来のある作家の遺稿などが展示してあるのですが、遺稿が作家の写真と実際の書籍とともに繰返し繰返し同じパターンで展示されています。見ている方もだんだん退屈してきます。


 3年前に行った鹿児島の近代文学館では、海音寺潮五郎向田邦子など6名の作者のジオラマがありました。そして、そこでは作品の一部がジオラマが展開されます。言うだけなら簡単ですよね。要はお金をかけなければそのような取組ができないのでしょう。また、お金をかけたからといって、必ず黒字になるという保証もありませんし。


 最後は外人墓地の横を通り、元町の繁華街を歩き、JR石川駅に着きました。ここで新幹線の切符を買い新横浜へ。クラスへのお土産と穴子弁当を買って新幹線に乗り込みました。弁当を食べ、今、ブログを書いています (^_^) 。


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