手話講習「ともに生きる−体験をしよう−」

ote2008-01-23



 今日の4、5時間目のLHRは手話講習でした。1年生の人権学習では、毎年この時期に手話講習を行っています。講習といっても本格的なものではなく、これをきっかけに手話に興味をもってもらおうという入門編です。


 学校が所在する市の人口から、障害者、聾唖者の人数をクイズ形式で考えさせたり、口パクで何を言ったのかあてさせたり、みかん、リンゴ、自動車などの単語、そしてあいさつなど簡単な手話をクラス代表生徒一人一人に考えさせたりと、講習は生徒参加型で進められました。


 話を聞いて驚いたのは、手話ができる聾唖者は1割程度だということです。若者ではもう少し多いかも知れませんが。今日の講師の聾唖の方も、手話を始めたのは高校卒業からだといいます。聾唖者のコミュニケーションは手話のほかに、口パクをしたり、指文字を使ったり、ゼスチャーしたりなどですが、口パクでは、「うどんとふとん」「たばことたまご」「高井と永井」などの違いが伝わらなかったことから手話を始めたといいます。聾唖者の誰もが手話を使えるわけではないのですね。


 生徒にとっては、間近に見る手話でした。これをきっかけに手話に興味をもったり、障害者への理解を深めたりして欲しいと思います。


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