名古屋へ

ote2008-01-02



 朝、帰省先(愛知県一宮市)で元日の新聞を開くと、松坂屋本店の広告がありました。レンブラントルノアールなど、川村記念美術館の代表的な作品約60点を紹介する『巨匠と出会う名画展』の案内が掲載されていました。特に出かける予定もなかったので、速攻行くことにしました。


 一宮駅前の地下駐車場に車を止め、JRで名古屋へ。そして、名古屋から地下鉄東山線で栄へ出ました。名古屋、栄は人でごった返し、高島屋三越名鉄松坂屋などの福袋をもつ姿がいたるところで見られました。やっとのこと名画展前までやってきました。


 入場料は千円。意外とリーズナブル。毎度のごとく音声ガイドを500円で借りました。音声ガイドはよいですよ。解説を読まなくとも、解説より詳しく説明してくれます。また、ジョルジュ・ブラックの「マンドリン」の前では、実際のマンドリンの音色まで流してくれました。


 チラシにあったレンブラントの「広つば帽を被った男」を見るのは2回目です。以前’87年に京都国立近代美術館で開催されたレンブラント展で見ました。音声ガイドによると、肖像の男は商人であり、この肖像と対となる妻であろう婦人の肖像がアメリカのクリーヴランド美術館にあります。これら二つの絵は、’92年に日本で並べられて展示されたそうです (~ー~) 。



    
 わたしが気に入った絵は、ルノワールの「水浴する女」と橋本関雪の「木蘭(もくらん)」です。前者は、やわらかな光の中で少女が繊細にやさしく描き出されています。また、後者は、老病の父に代わりに男装して戦に出た木蘭が、透き通った筆致で美しく描かれています。そのほか、尾形光琳の「柳に水鳥」、モイーズ・キスリングの「姉妹」に目が引かれました。売場はお客さんでごった返していましたが、名画展はまばらでゆっくりと鑑賞することができました。


 お昼は、松坂屋の中にある山本屋総家で「親子煮込みうどん」を食べました。うどんはすいとんの歯ごたえを思わせるしっかりとした麺です。味噌がほどよくしみておいしくいただきました。薬味入れを見てびっくり。60センチほどの長さの竹でできていました。ほかの人が入れるのをこっそり見て、まねをして七味を入れました。入れ物が大きいのは、薬味を詰め替える手間を省くためらしいです。このお昼を食べるのに1時間ちょっと列に並びました (^_^) 。


 名古屋から一宮へ戻る途中、気になっていた場所に立ち寄りました。清洲城です。JR東海道線からいつも見ていました。織田信長の居城、清洲会議清洲城です。一度訪れたいと思っていました。駅からは1,5キロほど歩きます。でもせっかく行ったのに、門が閉まっていました。電車から見たときには門は確かに開いていたのだけれども....。また、掲示板の開館日時ともたがえているように思うのですが (--#) 。気を取り直して、清洲公園へ行き織田信長像を見ました。


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