高市早苗さんの講演会

ote2007-11-03



 高市早苗さんの講演会を聞きました。演題は「安心・安全な社会創りのために」でした。高市さんは、沖縄及び北方対策、科学技術政策、イノベーション少子化男女共同参画、食品安全青少年健全育成、食育推進、障害者施策、犯罪被害者等施策、個人情報保護、市民活動促進、消費者政策、高齢者政策、交通安全など19の事務を担当していたそうです。
 冒頭、高市さんは自らの基本的な考え方として、国民の生命と財産を守ることを第一に考え、各政策に当たったと述べました。


 銃器対策担当としては銃刀法の改正に取り組んだそうです。拳銃を発射した人とともにその拳銃の所有者について罰金刑を加えたり、拳銃所持では刑の引き上げや罰金刑をさらに加えたりするなど、暴力団への対策をも兼ねているそうです。


 IT担当としては、国民全員にICチップ入りのカードを配り、年金、医療、介護に関する情報を管理する「社会保障カード」の導入に当たって、同様のカードを国民が所持しているエストニアサイバーテロが起き、金融システムや行政サービスがストップしたことを紹介し、同様の事態が日本で起きることも考えられるので、サイバーテロに対する備えを万全にすることを提言した話を披露されました。


 教育に直結する内容としては、キャリア教育についてです。「キャリア教育等推進プラン」を有識者文部科学省厚生労働省経済産業省の政策担当者も交えて協議を続け、5月に取りまとめたそうです。これまで、各省がバラバラにキャリア教育に取り組んでいたそうです。中卒で7割、高卒で5割、大卒で3割の若者が、3年以内にせっかく就職した会社を辞めています。失業率が高い国は、犯罪率も高くなるそうです。日本の底力を作っていくためには、政府一体となった強力な職業教育が必要だというのが、問題意識だったそうです。


 本当に特命担当大臣としていろいろ仕事を行っていたようです。高市さんの話しぶりから、それぞれの仕事にやりがいをもって当たられていたことがびんびんと伝わってきました。
 昨日、自民と民主との連合の話がありました。話に政治情勢の話もあるのかと期待していましたが、そのような話はありませんでした。その点が少し残念でした。


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