娘はNOVAへ行っていました。

ote2007-11-01


 

 NOVAは、10月26日(金)、会社更生手続と保全管理命令の申立てを行い、同日、大阪地方裁判所から保全管理命令が出されました。
 大阪地方裁判所は、保全管理人として、東畠敏明弁護士と高橋典明弁護士を選任しました。


 小学校6年生の娘は、3年前から「子ども英会話 NOVA KIDS」に通っています。途中ですぐに投げ出してしまう娘がずっと続けているぐらいですから、結構楽しくレッスンが行われているようです。NOVA KIDSの売りは、1)講師はすべて外国人、2)少人数レッスン、3)アクティビティを取り入れたレッスンです。


 昨年の今頃、NOVAから封書が届きました。その内容は1年間授業料を前払したならば、2か月分安くなるというキャンペーン内容でした。月額8000円以上しますから、安くなるに越したことはないので、申し込みしました。最初、手元にまとまったお金がなかったので、少し支払いを待ってくれないかと電話で言ったところ、好評なので、キャンペーン期間を延長しますとのことでした。しかし、言われた期日がボーナス出るのよりも早かったので、もう少し待てないかと頼み込み、OKの返事をもらいました。その時、NOVAは資金繰りに四苦八苦しているので、こんなにも待ってくれるのかなとも思いました。


 さて、今年も2週間ほど前、昨年と同じような内容の封書が届きました。相変わらず、資金繰りが厳しいのだな思いながら、今回も手元にお金がないので、どうしようかと思いほうっておきました。先々先週の土曜日、娘がレッスンから帰ってきて、今日は「いつもの講師の人ではなかった」と言っていました。先々週の土曜日は、NOVAから電話がかかってきて、講師の都合で今日は休講するとのことでした。そして、10月26日のニュースでNOVAの経営破綻が報じられました。やはり講師の賃金未払い等で混乱していたようですね。先週の土曜日は、店まで行ったけれども、シャッターが閉まっていたそうです。そうですよね。店の中に社員がいたとしても、トラブルになるだけですから。


 経営のことはよく分かりませんが、NOVAは利益を上げるために店舗を急増したりしたのでしょうか。そこへもってきて、受講者本位の経営ではなかったのでしょうね。本社ビルの社長室を見ても分かります。理念のないところには魂は入りません。商品を売るにしても、教育を売るにしても、社会の営みというものはどこかしら人の役に立つためのものです。最近、「偽装」という言葉を聞かない日はありませんが、「赤福」にしても、「白い恋人」にしても、何のために商品をつくっていたのかというが抜け落ちていますよね。NOVAの場合も同様です。


 わたしも手元にお金があって、授業料の前払をしていたかと思うとぞっとしてしまいます。多額な授業料を払った方もいらっしゃるので、救済を考えてくれる支援企業が決まり、一刻も早く、授業が正常に再開されたらと思います。


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